俺はエージェント
「俺はエージェント」大沢在昌 小学館
ソ連が崩壊して以来、スパイ業界は休眠に入ってしまいました。
アルファというスパイの連合組織が出来て、対抗するために、オメガという組織が出来ました。
どっちも休眠に入っています。
コベナントが発動されました。
70歳80歳の老人のスパイたちは動き始めます。
日本の公安も老スパイたちに監視を張り付けていました。
戯文ではありませんが、状況はじゅうぶんに戯文です。
語り口はギャグではないが、最初から終いまで、ギャグと言えばギャグです。
読んでいて、思わず知らず、くすくすと笑ってしまいます。
作家は、あの新宿鮫の大沢在昌ですよ。こんなハチャメチャなお話しを繰り広げるとはびっくりです。
あとからあとから登場人物が増えて行きます。
整理しきれないまま読み続けていきます。
絵巻物を広げているような気がするなぁ。
最後は、納まるところに収まって、伏線は全部回収されたんでしょうね。
やめられない、とまらない、〇っ〇え〇せ〇、というCMがありましたが
ほんま、とまらない、次々とページをめくりたくなります。
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