無料ブログはココログ

« ガラスの別の言い方 | トップページ | 民度を日本語に翻訳すると »

2018年8月 8日 (水)

宇喜多の楽土

「宇喜多の楽土」木下昌輝 文芸春秋
備中備前美作の太守、宇喜多秀家の物語です。
宇喜多家では殿の威光が行き渡っているわけではなかった。
毛利と領地の争いをしていた。
対毛利と対家中のため、家中への安堵状に豊臣秀吉の添え判をもらった。
のとのち、これが問題の種となった。
家中は、宇喜多家の属臣であり、豊臣家の直臣でもあり、非常に扱いづらい。
領土の安堵に代えて、宛行(あてがい)=俸禄で処遇する方式に変更した。
この時も、秀吉の添え判をもらって強行した。
朝鮮征伐から関ケ原、宇喜多からの目で見るのはなるほどの納得があります。
児島湾の干拓、干拓して流民を定住させる、そこが楽土となる。
お話しの底流にはそれがあります。

読書メーター

広島ブログ

« ガラスの別の言い方 | トップページ | 民度を日本語に翻訳すると »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ガラスの別の言い方 | トップページ | 民度を日本語に翻訳すると »

最近のトラックバック

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31