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2018年9月 4日 (火)

8月に読んだ本

8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2342
ナイス数:93

デートクレンジングデートクレンジング感想
デートクレンジングとは、アイドルグループの名前なんです。佐知子と実花は大学で同級だった。佐知子は結婚し、実花はアイドルグループのマネージャーをし、共に三十半ばになった。アイドルグループは解散し、片や妊活に、片や婚活に励んでいる。こんなお話し、男のわたしが面白がるとは思わないでしょう。ところが、面白い。アイドル業界のあれこれが語られる。男社会に楯突く女の反発が聞こえてくる。婚活の細々したやりとりが聞こえてくる。当然、女性受けするネタなんですが、男でも、思わず知らず、引き込まれてくる。知らない世界を覗くようで
読了日:08月31日 著者:柚木 麻子

NHKスペシャル 大江戸 大江戸 知らないことばかり―水と商と大火の都 (NHKスペシャル大江戸)NHKスペシャル 大江戸 大江戸 知らないことばかり―水と商と大火の都 (NHKスペシャル大江戸)感想
副題に、水と商と大火の都。三回にわたって放送したNHKスペシャルのリライトです。やはり放送で見たかったな。テキストだけでは伝わるものが少ない。ここ最近のこと、江戸始図が松江で発見された。江戸ではなく松江藩の所蔵から見つかった。水運を最初に組み込んだ町づくり、神田上水、玉川上水などで水道を江戸に引き込んだ。鰹節問屋「にんべん」の記録から商家の盛衰が判る。三井越後屋の記録も公開されている。江戸は火事の町、誕生から明治維新まで何度も大火に襲われている。火事に備えて、土蔵だけではない、地下蔵が活躍した。
読了日:08月27日 著者:


赤い風赤い風感想
いつもの江戸市井ものから武蔵の国川越藩を舞台にしています。武蔵野台地は萱を刈り、まぐさを集め、争いが絶えない。境界がはっきりしていないせいだ。国替えがあって、柳沢保明(のちに吉保)が川越藩の殿様になった。武蔵野台地を短冊状に切り分けて百姓を入植させることにした。大部分が開墾の経過を描いている。悪党もいないわけじゃなく、博打に誘い、土地を取り上げる、その程度の悪党。なんでしょうね、なんということのない日常を描いて、めちゃめちゃ面白い。開墾・入植の日常などあまり知ることもない。驚きもあるし、そういうもんだろう
読了日:08月25日 著者:梶 よう子

爆身 (文芸書)爆身 (文芸書)感想
ボディガード・キリのシリーズです。シリーズの前作は獣眼、なんとなく覚えている。ボディガードを依頼され、始めて遭う目の前で焼け死んでしまった。呪殺される、焼き殺される、それをガードしてほしいという依頼だった。呪殺をかけるのは結跏社という宗教団体だった。念動力(パイロキネシス)に興味を持ってアメリカ海兵隊が介入して来た。人間を爆死できるなら、兵器になる、そういう意図だった。やくざ、政界、警察にもコネがあるフィクサーが登場したり、登場人物は豊富にある。広げ過ぎた関係者を最後にキュッと抑えてしまう、事件を解決して
読了日:08月22日 著者:大沢 在昌

密告はうたう密告はうたう感想
警務部人事一課監察係の佐良は行確(行動確認)を命じられた。行確の対象は、元同僚の皆口菜子だった。監察に密告があった。皆口が現在配属されている運転免許試験場での免許証データを密かに売っている、というものだった。行確で尾行して行くと、捜査一課にいた当時、殉職事件があった関係者を訪ねているのが解った。まるでビリヤードの球が転がって行くような展開なのだ。監察の仕事は警察官の不正を取り締まること、警察官一般からは忌み嫌われる仕事なのだ。追い詰めていくうち、殉職事件に発端があることがわかってくる。刑事から監察の警官へ
読了日:08月19日 著者:伊兼 源太郎

宇喜多の捨て嫁宇喜多の捨て嫁感想
宇喜多直家、秀家という親子がいる。この小説は、宇喜多直家を語っています。織田家で織田信長が家督を確立させたように、同時代に備中備前美作の地で宇喜多がうごめいていました。国主は浦上家だが、謀反、降伏、ひとかたならず、混沌としている。宇喜多家を語る6篇の短編集なのだが、おお戦の語りはなく、どれも小競り合いの戦い。仕物、調略の語りが多い。どうやら、備中備前美作の地は宇喜多家に収束して行く気配で小説は閉じている。
読了日:08月18日 著者:木下 昌輝

宇喜多の楽土宇喜多の楽土感想
備中備前美作の太守、宇喜多秀家の物語です。宇喜多家では殿の威光が行き渡っているわけではなかった。毛利と領地の争いをしていた。対毛利と対家中のため、家中への安堵状に豊臣秀吉の添え判をもらった。のとのち、これが問題の種となった。家中は、宇喜多家の属臣であり、豊臣家の直臣でもあり、非常に扱いづらい。領土の安堵に代えて、宛行(あてがい)=俸禄で処遇する方式に変更した。この時も、秀吉の添え判をもらって強行した。朝鮮征伐から関ケ原、宇喜多からの目で見るのはなるほどの納得があります。児島湾の干拓、そこが楽土となる。
読了日:08月08日 著者:木下 昌輝

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