近郷近在、岡田山、別の道では登れず2
どうも違う、この道ではないな。尾根の曲がり角で尾根に取り付いてみる。植林は若木でこの先に突っ込むのは難儀するな。
植林の若木は他の木の枝葉と争っているのですよ。成長して制空権を奪うと太陽の光を独占する。地表まで日光が乏しいので他の木が競り負けるのです。今は戦いの真っ最中だ。
ここはダメだ、引き返そう。
分岐まで帰って、途中に別の分岐があったな。そこまで引き返そう。
ここがその分岐、入って見ると、ちゃんとした林道で、幅広の道、石ころがゴロゴロしているのは難だが、ええ道じゃないか。
道の下にたんぼの放棄田のようなものが見える。道は、この先行き止まりの気配だよ。
さてはこの道、林道じゃないのだ、ここのたんぼへ通う農耕道なのだ。さすがに、ここのたんぼを維持するのは大変な努力が必要だよ。
江戸時代、隠し田というのがあった。年貢を逃れる隠し田なのだよ。さっき見た、蜂郷集落から離れたところにたんぼがあるのからすると、そんな歴史が続いているのかもしれないね。
蜂郷集落の周辺にはそんなにたんぼがあるわけでもない。はるかに山の裏側にたんぼがあるとは、行ってみなきゃ、歩いてみなきゃ、判るわけがない。藩の奉行所もそこまで目配りできたかしらね。
ここから山を見上げると、山肌は密林でとても入れるわけもないな。岡田山を目指すのは止めた、諦めた、引き返そう。
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