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2019年2月12日 (火)

俳号

俳句を発表するときの雅号なんですがね、俳号と言います。
別にペンネームを名乗らず本名でも差し支えないんですがね
現実を離れる、風雅を遊ぶ、ということで、俳号で身をやつします。
どうやら、俳号には漢字二文字が多い、という印象がある。
雲雀、蟋蟀、など漢字の名前があっても、ひばり、こおろぎ、などのひらがなの俳号で吟じられることは少ない。
短歌では、名前はそのまま、雅号を名乗ることは少ない。
川柳では、名前も芸のうちです、捻った名前、驚かす名前の方が受ける。

そこで、そんな印象を持ったところで、俳句の雑誌を開いて見る。
あれぇ、どれもこれも、ごく普通の姓名、戸籍の名前じゃありませんか。
どこかそのへんの名簿を見ているみたい。ヒネリも何もあったもんじゃない。

山藤章二似顔絵師主宰の句会など、そうそうたる面々が俳号に身をやつしている。
俳優・タレントがいたり、落語家がいたり、コピーライターやTVの構成作家がいたり
それぞれ、らしさ・いかにもを盛り込んだ俳号を名乗っている。
俳号とはこういうもんだと刷り込みを受けました。
そうじゃないんですね、それはマスコミ受けするお話し。
普通の俳句界・俳壇では、そんな賑やかなものじゃないようです。

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