漂砂の塔
「漂砂の塔」大沢在昌 集英社
物凄い場所設定をしてあります。
歯舞群島に春勇留島がある。ロシヤ名はオロボ島。
そのの海底にはレアアースがあって、ロシアの企業が採集している。
ロシアに主権があり、中国企業が採集精錬、日本企業が発電所を担当している。
日本人が殺された、ということで、ロシア語中国語を話せる石上が派遣されることになった。
石上は警視庁組対部の刑事で、祖母がロシア人なのでロシア顔なのだ。
ロシア企業の責任者はエクスペールト、エキスパートですね。そういう職位です。
ロシア企業、ロシア軍、FSB、中国の情報機関、極東のマフィア、オロボを縄張りとする悪たれ。
それぞれを小当たりに当たりながら犯人を探して行く。
90年前、この島で島民の大半が殺される事件があった。
その事件が再現したのか。
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