川の深さは
「川の深さは」福井晴敏 講談社
桃山は元マル暴、警察をやめて今は警備員をしている。
警備しているビルに若い男女が隠れている。
同情してケガの手当てをしてやった。
それだけのことと思っていたが、深く関わることになった。
若い女は在日の北朝鮮の娘、若者は日本人だが、誰かから追われているのだ。
追っているのは、市ヶ谷、陸上自衛隊諜報部、赤坂、CIA。
逆襲の手助けをすることになる。
やくざの本部を襲ったり、市ヶ谷の自衛隊本部に侵入してセルテックス爆弾を仕掛けたり。
最後は、ヘリ・アパッチを奪って脱出したり、やりたい放題です。
福井晴敏の最初の小説、この後、制服もので名を挙げるのだが、出発点はアンチ制服だった。
題名の「川の深さは」寓意があるのだが、あまり有効ではない、受け流しておいてください。
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