最終標的 所轄魂
「最終標的 所轄魂」笹本稜平 徳間書店
父は所轄の警部補刑事、息子はキャリアの管理官、二人は助け合い補い合いながら職務を果たしています。
発端は轢き逃げ事件、浮かんできたのは代議士の三男、典型的なボンクラ息子です。
捜査を進めて行くと、代議士、さらに内閣の官房長官と疑惑が膨らんで来ます。
留置場で関係者が自殺、マレーシアでボンクラ息子が自殺、事件は暗礁に乗り上げてしまいます。
もう残り25ページ、ついに最終標的は逃げ通せるのか。
いえいえ、25ページあればじゅうぶんです。
最終標的は見事に確保できました。
とうとう内閣を倒すところまで行ってしまった。
もうジミな事件では読者は承知しないでしょうね。
所轄魂のシリーズもこれで打ち上げかな。
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