麒麟児
「麒麟児」冲方丁 角川書店
主人公は勝海舟、勝安房と安房守の官職名で呼ばれている頃のお話しです。
サブは、山岡鉄太郎、大久保一翁、西郷隆盛、こういう面々でお話しが進みます。
大久保一翁、てっきり老人と思い込んでいました。
ウィキで調べると、勝と五歳年上のほぼ同年齢です。
時代は、官軍が江戸に進撃して来る頃のことです。
徳川宗家、徳川慶喜を官軍から御赦免を得ることが使命です。
江戸無血開城、西郷と勝の会談は江戸城であったものと思い込んでいました。
何度も会談している。
東海道の宿場の一室だったり、薩摩の藩邸だったり、江戸城で対面する場面はなかった。
江戸城の接収は無事に終わった。
徳川慶喜に経過を報告したが、出過ぎ者と叱られた。
勝と慶喜には通じるものがなかった。
罵って去っています。
それでも徳川宗家からは依頼が来るし、新政府からも依頼がやってきます。
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