「エスケープ・トレイン」熊谷達也 光文社
新しいロードレース小説です。
近藤史恵や高千穂遙に続く書き手が現れました。
仙台の自転車プロチーム、そこへ陸上から転向した自転車乗りが採用される。
同時に、フランスで名を挙げたベテランも参加して来る。
剣豪小説や立身出世小説と似通ったところはあります。
ロードレースはエースとアシストの世界、アシストからエース、キングへと出世して行くお話しです。
ロードレースは風を避けるために集団ができます。
それをトレインと言ったり、プロトンと言ったりします。
他の競技では、集団から抜け出すことをアタックと言いますよね。
ロードレースではエスケープと言う。
解題すると、そういうことです。



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