永田町小町バトル
「永田町小町バトル」西條奈加 実業之日本社
現役キャバクラ嬢が衆議院議員に当選した。野党の議員なのだ。
新人同期の当選者に世襲議員がいる。与党の当選者。
二人は女流議員として対立することを約束されている。
ヒロインキャバクラ議員の狙いは子ども政策、NPO法人夜間託児所を運営している。
少子化、子どもの貧困、離婚家庭、未婚の母などをカバーする法案を纏めようとしている。
あの西條奈加がですよ、政治の中心、国会議員の世界を描くとは驚いたな。
最初は、コミカルな小説かと思ったのですよ。
違った、真正面からの社会派小説じゃありませんか。
むちゃくちゃ啓蒙されたな、問題の本質に納得しました。
読み難い、眠い、そんな読後感もあるが、そんな人は一部だよ。柔らかすぎる本ばかり読んでいては成長しない。
とってもよく解るお話しです。漢字の多い解説書や感情過多のルポルタージュよりはるかに説得力がある。
« ダイバーシティの誤解 | トップページ | 神算鬼謀 »
« ダイバーシティの誤解 | トップページ | 神算鬼謀 »
コメント