こちら横浜市港湾局みなと振興課です
「こちら横浜市港湾局みなと振興課です」真保祐一 文芸春秋
デパートへ行こう!ローカル線で行こう!遊園地に行こう!オリンピックへ行こう!などの
お仕事小説だろうと読み始めました。
第一章、カンボジャからの研修生が行方不明
第二章、市の写真コンテストで規定違反が受賞
第三章、横浜港に幽霊が出る
第四章、氷川丸の恩人
第五章、ふたつの夢物語
最初はお仕事小説の典型と思えます。
第四章からは様子が変わってくる。主人公の新人の城戸坂は、おじいちゃんの無念を明らかにするため市役所に入ったのだ。
新市長も、父の疑惑を明らかにするために市長に当選したのだ。
両者が混ぜ合わさって、新市長と、地元選出国会議員+地元の財界大立者との対立になってくる。
どっちが勝つか、それは明らかでしょう。予定調和です。
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