「父子ゆえ 摺師安次郎人情暦」梶よう子 角川春樹事務所
摺師安次郎人情暦のシリーズでは「いろあわせ」を読んでいます。
そうか、安次郎には子供がいたのか。
亡妻の里で子供は育ててもらっている。
子供が怪我したことを機会に、やはり、自分の子供は自分で育てよう。里から引き取った。
父ちゃんは摺師、あたいは彫師になるんだ、親子で同じ絵に関わるんだ。
絵師がいて、彫師がいて、摺師がいて、版元が出版できるのだ。
長屋のやり取り、摺り場での意地張り、町人と武士の違い、いろいろあります。
巻末で、安次郎は亡妻の後添えをもらう気配で終わっています。
お仕事小説であり、人情小説なんです。
[父子ゆえ]は、[おやこゆえ]と読みます。



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