亥子ころころ
「亥子(いのこ)ころころ」斎条奈加 講談社
麹町の裏店に南星屋はある。
主人は治兵衛、娘がお永、孫娘がお君、菓子を作って商っている。
どこか覚えのある家族だな。
前作「まるまるの毬」この続編なのだ。
店先で行き倒れがいる。
菓子職人で京から江戸に帰ってきたのだ。
弟弟子が音信不通になったので、子細を案じて江戸に帰ってきたのだ。
雇い入れてみると腕が立つ。
章立てのタイトルに、「夏ひすい」「吹き寄せる雲」「つやぶくさ」「みめより」途中省略「亥の子ころころ」和菓子の題名から拝借しています。
弟弟子は、旗本家に雇い入れられて、旗本は茶の宗匠で、茶席の菓子を作っていたのだ。
なぜ逐電したか、これがこのお話の本筋、最後に種明かしがあります。
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