絵里奈の消滅
「絵里奈の消滅」香納諒一 PHP
主人公は退職した私立探偵、名刺には調査員と書いてある。
刑事だったころにパクったコソ泥がいる。19年前にわたしが始めて逮捕したのだ。
そいつは河口で溺死した。
生きてる最後にわたしに電話している。仕事中なので電話は取らなかった。
周辺を探ってみると、娘のことで相談があったようなのだ。
依頼があったような、なかったような状態だが、調べて見ることにする。
別れた嫁さんとの間に確かに娘がいるようなのだ。
その嫁さん、何度も結婚離婚を繰り返していて、父親の違う兄弟が何人もいる。
お話の運びはするすると読みやすいのですよ。
しかし、内容は反吐が出るほどひどいことだ。
何人も人が死にます。
悪いのは兄だが、育てた親が悪いね。
後味の悪い読後感です。
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