薫風ただなか
「薫風ただなか」あさのあつこ 角川書店
鳥羽新吾、14歳、16歳で「烈風ただなか」がある。
てっきり、謎が共通で、「薫風ただなか」が謎かけ篇で、「烈風ただなか」が謎の解決篇だと思っていた。
シチュエーションは連続するが、それぞれ別のお話だった。
藩学で、中老瀬島の子息とその取り巻きからいじめ迫害を受けてきた。
郷校、薫風館に移った。そこで、間宮林太郎、栄太の友を得た。
重臣の中で暗闘がある。
そのとばっちりで栄太は傷を負った。
瀬島の息子の取り巻きも大勢殺された。
瀬島の息子は切腹した。
14歳程度のまだ子供ですよ。
今なら中学生程度の子供が立派に判断して立ち向かっている。
時代小説なればこそだなぁ。
現代が舞台なら、今の中学生が大人混じりして、核心に近づいていくとは、お話として成り立つはずもない。
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