地に滾る
「地に滾る」あさのあつこ 祥伝社
ちにたぎる、と読みます。
前作「天を灼く」の続編です。
謎を広げたまま後編に入って、どれだけ江戸藩邸を攻略するかと思ったが
意外にも、一点突破、これで失敗したらどうするの。
ええ、うまいこと事が運びます。世間には善良な人が多い。
前髪立ちの元服前の少年に出来ることにしては大したもんです。
うまく藩政改革の始まりにたどりつきました。
ほんとは、この先が知りたい。
少年は元服して、組頭の地位に復帰して、執政に組み入れられる先を知りたいもんです。
でも、それは叶わない。
これは少年小説なんです。青年剣士になると別のお話になります。
この小説、漢字、漢語が豊富に出てきます。フリガナが振ってあるから読めます。
そうか、こんなケースでこの漢字を使うのか。
見たことない漢語が出てきたぞ。ほう、こんな場面で使うのか。
あさのあつこ、どこからこんな識見を仕入れてきたんだろ。
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