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グーグルマップを広げても、武漢が見つかりません
武汉とあれば、そこが武漢です
グーグルマップのURL https://www.google.co.jp/maps/?hl=ja
同じ漢字でも
日本語なら、当用漢字・常用漢字・人名用漢字
中国大陸なら、簡体字
台湾香港なら、繁体字
基本的には、全世界、アルファベットですが
イラン、イラクあたりまで地図をたどっていくと、ペルシャ文字、アラビア文字
ロシアの文字はキリル文字、いやぁ、いろいろあるもんですねぇ
わたしのHPの最新の「世羅町、世羅西、斜めに往復」
http://sherpaland.net/bike/2020/bike-200124-seranishi/bike-200124-seranishi.html
[写真対応地図]で装飾していますが
そこを、グーグルマップ風に仕立て直しました。
底の地図はグーグルアースのハードコピー
アイコンは、グーグルマップ・ファミリーからダウンロードしました。
http://sherpaland.net/bike/2020/bike-200124-seranishi/bike-200124-seranishi-map2.html
去年までの姿とどこが違うのか。
去年まではカメラのアイコン、今年からはグーグルマップ・ファミリー仕立てのアイコン。
グーグルマップに風船を飛ばすには、Google Maps Platform と契約して
Maps Static API (キー)を入手しなければなりません。
契約するのも、API (キー)を入手するのも簡単ですが
使用料金が曖昧なのです。
もしも、荒らしのDDoS攻撃を食らったら、カウンターが極端に上がったら、料金がなんぼになるかわかりません。
わたしも契約してAPI (キー)をもらっていますが、思い直して、使うのは止めにしました。
グーグルマップ風、グーグルマップもどき、これでいきます。
いかがでしょう、[のようなもの]、去年までとはちょっと手口を変えました。
たんぼ沿いの登り道で振り返ってみる。津田明神山がもやに包まれている。ゆうべは雨で、雨上がりのもやに包まれているのだ。
この登り坂は本日最大の登り坂なのだよ。足を付くほどのゲキサカではないが、長い、疲労が蓄積する。
登り詰める手前の溜め池がある。ちょっと自転車を下りて池を眺めて和むのもありだね。さて、続けようか。
登り詰めたあたりに花夢の里の看板がある。観光農園の看板なのだよ。世羅の農民は商売上手、しょうしょうの借金はものともせずに観光農園投資に精出していく。ここもその一つなんだね。
世羅広域農道、別名、ふれあいロードを横断する。広域農道はどこでも、ジェットコースターのようで、激登り、激下り、自転車には過酷な道だよね。それでも、この道は二度ほど走っています。
ここが最高地点か、さっきの花夢の里の地点とどっちが高いか、似たようなもんだろうね。
ここからは一挙に坂道を下って小国の市街地の外れに出ていく。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分の抜き書きです。
全体の姿は下のリンクからお出でください。
http://sherpaland.net/bike/2020/bike-200124-seranishi/bike-200124-seranishi.html
「テレビ探偵」小路幸也 角川書店
中編が5篇、初篇で事件が起きます。
テレビ生放送中に、天井から滑り降りてくるロープが切れてしまう。
ロープにナイフで傷を入れてあった。
付き人のチャコは探偵を頼まれます。
次からは犯罪に絡むものは出てこない。
バンドの名前が、ザ・トレインズ、リーダーがカンスケさんで、次の重鎮が銀さん、ナベちゃん、たいそうさん、ピーさん。
なんだなんだ、ドリフターズじゃないか。
巻末に全て作者の創作でフィクションです、とある。
なんぼそう断っても、そう読んでしまうよねぇ。
双子の歌手の片方が売れっ子歌手と結婚したいという。
そこに尾ひれが付けてある。このへんはフィクションなのやらリアルなのやら。
女性トリオの一人が新興宗教の教主の娘だ。これは創作だろうなぁ。
銀さんが脱退していって、チャコが新加入する。
これはリアルだぞ。
そのへんの事情背景はフィクションなんだろうなぁ。
どうしても、今読んでいるページと芸能ゴシップとを結びつけながら、読んでいく。
けったいな読書の経験をしました。
わたしのホームページのトップの【これからの予定】にこんなことを書いています。
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これから予定する山はありません
モチベーションが下がって
登りたい山がなくなってしまいました
その気が湧いてきた時だけ
腰を上げることにします
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今までは、山と自転車の予定を掲げていましたが
今年からは、山登りについては予定を掲げることは止めにしました。
近所のメジャーな山は、何度も登っているので、ワクワクしない、新鮮味がない。
初めて登る近郷近在のマイナーな山も大概登り尽くした。
これまで、ネット初登場の山をずいぶん紹介してきました。
検索すればヒットする新しい山を開発してきました。
もちろん、登れていない山もあります。
トライしても、ヤブで入れなかったり、あるいは、遠すぎたり
歯が立たないと諦めた山です。
予定としては掲示しないが、不意に思い立って山に登ることがあるかもしれません。
不定期、突発的、こういうことになろうかと思います。
自転車のほうは未だその気満々です。
こっちのほうは予定を掲げて、自転車を漕いでいこうと思っています。
香港の甘い豆腐
「香港の甘い豆腐」大島真寿美 理論社
モノの弾みで香港に行くことになった。
どうせ父親も知らないわたしですから。
母は黙りこくった。
香港に行くよ。そこにはあんたの父親がいる。
香港の友達のところに置いて、日本へ帰ってしまった。
夏休み中、香港に馴染んでいると、広東語を覚えるようになった。
何度か会っているいるうちに、この人が父親だと心に納まるようになった。
夏休みが終わるころ、日本に帰った。
日々の過ごし方がちょっと変わった。
不登校になりかけていたが、無事に卒業できた。
香港の甘い豆腐とは、豆腐花のこと、小説の題名に意味はありません。
ただ、印象的なオブジェクトを取り上げただけ。
香港の山に飛び飛びで6年通って登ったことがあります。12座登った。
主に九龍の安いホテルに泊まっていたから、香港描写はそうだそうだと納得できる。
そんな風景だよなぁ。
自転車のインデックスで、年次の表示は今まで通りですが
自転車縄張り図兼クリック・ランキングを付け加えました。
http://sherpaland.net/bike/bike-index.htm
数が増えてきて、自分でも探しにくくなったので、大区域、小区域の区分を設けました。
自転車は足が長いので、小区域に分類しても隣に食み出してしまいます。
甚だしいのは、山岳部を中心に中国四県を一日でぐるっと一巡りするケースもあります。
ま、その辺は、印象分類ということで、大目に見てやってください。
もともとは人気投票です。cgi の作者の意図はそこにあります。
クリックしたものが上位にランクされます。
どうもこの頃、ブログが姿を消しているように思います。
巡回しているブログが消えてしまっています。
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Yahoo!ジオシティーズは2019年3月末をもちましてサービスを終了
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Yahoo!ブログが2019年12月15日をもってサービスを終了
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Yahoo!に限らず、消えてしまったブログ会社は他にもあります。
巡回先が消えてしまっています。
どうもそのままブログ主は他でブルグを再建していないようです。
名前を変えて再出発したかもしれませんが、探しても見当たりません。
こうなったのは
ブログ会社がサービス提供を続ける意欲がなくなったのかもしれません。
たぶん、儲からないのだろうと思います。
サーバー維持、保守人員、経費が嵩むのに、売り上げが伴わないのでしょうね。
わたし、ブログ会社として、ココログを使っています。
Nifty そのものが身売りされました。
この先、ココログも安泰とは言えないんじゃないかしら。
そんなに心配なら、自分でブログを立ち上げて自主運営すればどう?
昔々、掲示板というのがありました。
自力で掲示板を立ち上げて公開したこともありました。
エロサイトの書き込みに蹂躙されて、ギブアップ、掲示板をやめたこともあります。
自主運営するにはそのあたりの覚悟が必要です。
今、わたしのHP内で、自転車の地域別、大区分・小区分のデータベースを構成・編集しています。
サマリー(要約)で100字までで書くように、と要求されています。
100字だけのマス目なので、それ以上は書けません。
書いても、エラーとして、受け付けてくれません。
いち、にぃ、さん、しぃ~(中略)~はちろく、はちなな、はちはち、はちきゅう
これを唱えていると、舌がもつれて、どこまで数えたか、分からなくなってきます。
ここは几帳面に、はちじゅうろく、はちじゅうなな、はちじゅうはち、はちじゅうきゅう、と唱えたほうがよろしい。
もっと言えば、頭の中で唱えるのではなく、声に出して唱えるほうが間違いません。
大急ぎで唱えると失敗しやすい、ゆっくりとひとつずつ数えるほうが間違いがない。
声に出して、耳でも捉えていると、どこまで数えたかをミスすることはありません。
とりわけ、下一桁は、はっきりと、ゆっくりと、唱えると間違いません。
ここんとこ毎日、こんな作業を繰り返しています。
もうちょっとの作業で公開できます。
「焦土の刑事」堂場瞬一 講談社
昭和20年、空襲で東京は焦土と化していた。
その中で、2件の連続殺人が発生する。
京橋署の高峰刑事は殺人事件の捜査に取り掛かっていた。
上からの命令で差し止めとなった。
終戦で、警察は変わった。特高が廃止された。
本庁の捜査一課に転勤となった。
また殺人事件があった。今度は差し止め命令はない。
さらに殺人事件が起きた。
どうも演劇の昭和座の関係者に何かがありそうだ。
元特高の検閲をやっていた海老沢を引き込む。小学校の同級生なのだ。
わたし、戦中戦後の事情には疎いけど、そうかもしれない、そうなのだろうな、と納得です。
ここでの昭和座とは、劇団新派や新国劇をイメージしての架空のものでしょうかね。
012-02-08 に、違えよ、について、ここで考えてみたことがあります。
違うよと違えよが同じだ、ここまでは指摘出来たのですが。
どう同じなのかは追及出来ていませんでした、ここまでがその1。
違えよを使うキャラにはキムタクがいます。
キムタクがいて、彼より若い世代は誰もが使う。
実は、江戸時代から使われていたんじゃないか、そう考えます。
歌舞伎のセリフにも、落語講談の語りの中にもでてきません。
しかし、江戸の周辺、関東から信濃越後あたりには、違えよ、があった。
江戸っ子にも染まっていて、自然と口にしていた。
江戸っ子は自分が使っているとは決して認めないが、外から流れ込んでくる人数のほうが多い。
染まって当然なのです。
キムタク、ナカイ世代は、関東べぇべぇ言葉を使うのを隠しもしない。好んで使っています。
違えよも、関東べぇべぇ言葉の一種なんですよ。
関東イナカ弁を使うのがカッコイイ、逆転してしまったのです。
彼らによって、江戸時代からの底流が表に噴出したんじゃないでしょうかね。
ゴーン被告の保釈保証金は没取(ぼっとり)されるんだそうです
刑罰としての没収(ぼっしゅう)があるので、没取(ぼっしゅ)と紛れやすい
区別するため、(ぼっとり)と読むのだそうです
(ぼっとり)とは、えらく間抜けな名前ですよね
ゴーン被告の保釈保証金は15億円と言われています
彼にとっては、捨てても惜しくない金額だったのでしょうね
逃亡するのが惜しくなる金額とは、どれ位が妥当だったのでしょうかね
ゴーン被告の(ぼっとり)金額は低すぎた、と言えます
懲役刑の刑期の相場はだいたい分かってきた
死刑と終身刑と長期懲役刑の分岐点も見えてきた
保釈保証金の相場は一律にいかないものだ、というのが分かってきました
保釈保証金を決定するのが裁判所なのが間違いなのじゃなかろうか
税務署が決定すれば、もっと効果的なのじゃないでしょうか、なぁんてね
「競歩王」額賀澪 光文社
競歩はマイナーなスポーツです。
語り手の榛名忍は高校生作家として文壇にデビューした。
その後、ヒットには恵まれていない。
むしろ、書くことが苦痛になってきている。
同じ大学の八千代篤彦に出会った。
競歩の選手なのだ。
箱根駅伝を目指して、芽が出ず、競歩に転向したのだ。
この小説は、ハウツー競歩の本でもあります。
読んでいくと、競歩の競技が判ってくる。
彼は東京オリンピックに出る意気込みで競歩を続けている。
現実は、とてもとても、平凡な競歩ランナーなのだ。
出版社に競歩の小説を書くと宣言して、八千代のサポートに専念する。
榛名は競歩のヒット作を書き、八千代は競歩のオリンピック選手になれるか。
あらら、小説では、東京オリンピックの競歩の試合会場は東京になっている。
出版日は去年の9月30日、札幌に会場が変わったのが10月、こんな展開があるとは!
ところで、ノートPCにキーボードで書く小説は、縦書きなのか、横書きなのか。
Yahoo! ニュースを見ていると、二段仕立てになっています。
上の段は最新ニュースの系列ですが、ここは別に変だとは思わない。
下の段、おすすめの記事、ここがおかしい。
日中問題、日韓問題のネタがぞろぞろ並んでいます。ほとんど全部です。
ネットでの広告は、ピンポイントで商品を打ち出してきます。
ちょっと興味を示すと、興味の的に怒涛の勢いで売り込んできます。
Yahoo! ニュースもその手法を取り入れているんじゃないかと疑います。
わたしが、日中問題、日韓問題に注目しているから、要求に応えて、並べているのじゃありませんか。
よその家では、Yahoo! ニュースがどのようなニュースのラインアップになっているのか、知りたいもんです。
個人個人別々に、それぞれの興味があるものを並べているのじゃありませんか。
きっと、わたしのラインアップとは違うと思う。
Google ニュース、Livedoor ニュース、Nifty ニュースなどのピックアップ系(ポータルサイト)のニュースでは
新聞社系のニュース編集と同じスタイルにしています。
Yahoo! ニュースもピックアップ系(ポータルサイト)のニュースですが、ピックアップが極端に恣意的だ。
紙媒体の新聞では何が重要か、これを示してくれます。
重要さのさじ加減を教えてくれます。
というわけで、Yahoo! ニュースに疑問があります、と指摘しておきます。
たぶん、Yahoo! ニュース曰く、あなたが知りたがるから、その要求に従って、関連するニュースをお届けしています。
どこに問題がありますか。
こう反論されたら、ちょっと言葉の返しようがない。
せめて言いたいのは、ビッグデータ処理で、論調・思想傾向について二次利用してほしくない、ということです。
12月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3347
ナイス数:66木練柿 (光文社時代小説文庫)の感想
こねりがきと読む。4篇の中編集。弥勒シリーズで、それぞれ脇役がスピンオフしたものです。〇楓容(ふうよう)の客:遠野屋の女中頭おみつ、盗賊の仕掛けに掛からず、盗賊を退ける。〇海石榴(つばき)の道:同業者の帯屋の三郷屋の主人が人殺しの容疑で獄門になるかも。〇宵に咲く花:岡っ引き伊佐治の息子太助の嫁おけい、おけいは夕顔が嫌い、これが事件の引き出し。〇木練柿:これはスピンオフじゃないように見えて、スピンオフ。遠野屋の赤んぼが攫われる。タイトルが内容の雰囲気を表しているが、木練柿は印象描写、意味が伝わりにくい。
読了日:12月30日 著者:あさの あつこ
夜叉桜 (光文社時代小説文庫)の感想
弥勒シリーズの2作目です。隠売婦が連続して殺される。一方、別件、遠野屋清之介が攫われる。清之介は元は武士だが、父が暗殺団を組織していて、今は清之介の兄が暗殺団の元締めにいるのだ。家老を斬れ。断ります。別件の方はこの先、シリーズを通して絡むようだ。隠売殺し、意外な方向で下手人が上がる。あさのあつこは独特な漢字を使い、文脈を操る。その一部を抜き書きすると、春を鬻(ひさ)ぐ、窘(たしな)める、手刀を項根(うなね)に叩き込む、滅鬼積鬼(めっきしゃっき)は凄まじかった、大蚊(ががんぼ)が一匹、生々しく露(あらわ)で
読了日:12月27日 著者:あさの あつこ
弥勒の月 (光文社時代小説文庫)の感想
弥勒シリーズの初篇です。遠野屋清之介の妻が川に身投げして死んだ。この件を取り扱うのは北町常廻り同心小暮信次郎、岡っ引き(親分)伊佐治。江戸で次々に人が死ぬ。同心小暮は遠野屋に何かがあると探りを入れる。小間物問屋遠野屋の主だが、武士だった昔があるのだ。その当時は父に命じられて暗殺に精を出していた。父を殺して脱藩した、という過去がある。武士だった頃のことはともかく、江戸で次々と人が死ぬのは遠野屋とは関係ない。人を殺したくなる誰かがいるのだうっかり読み飛ばしたが、弥勒にどのような寓意が込められていたのかしら。
読了日:12月24日 著者:あさの あつこ
「韓国大破滅」入門 どこへ向かうのか? いつ何が起こるのか? どう対処すべきか?の感想
この本の出版日は9月30日です。GSOMIA は破棄されるという前提で書かれています。ほぼ我々も知っている内容が書かれていますが、おこれは、の一項。ノージャパンで日本商品が売れなくなった。日本の韓国支店は閉鎖撤退するでしょう。韓国従業員として韓国人留学生は雇用されることがなくなりました。日本政府は韓国人の学生ビザを絞るでしょう。日本の銀行も、貸し剝がしに態度を変えるでしょう。日本から韓国には、ヒト、モノ、カネ、供給雇用が途絶えるでしょう。ノージャパンで気炎を上げているが、こういう潮流は読めているでしょうか
読了日:12月21日 著者:渡邉哲也
花を呑む (光文社時代小説文庫)の感想
主人公は、北町常廻り同心小暮信次郎、小間物問屋遠野屋の主人清之介、岡っ引き(親分)伊佐治。油問屋東海屋の主人が殺された。死体には牡丹の花が口いっぱいに詰め込まれていた。タイトルの「花を呑む」そのままの世界です。同心小暮の狷介な性格はそのままですが、遠野屋の過去が語られてきます。町人になる前は武士で、父に命じられて何人も暗殺したということ。弥勒シリーズはこれで2冊目ですが、同心小暮は遠野屋の過去を知っているのか。並外れた腕の冴えはよく分かっています。花の香り、においがキーになります。
読了日:12月18日 著者:あさの あつこ
地に巣くう (光文社時代小説文庫)の感想
北町常廻り同心小暮信次郎、小間物問屋遠野屋の主人清之介、岡っ引き(親分)伊佐治。小暮は夜道を襲われて傷を負った。ここから紐を手繰り始め、父親、同心の小暮右衛門が抜け荷に加担していたことを探り出す。こう書いてしまえば単純だが、巻頭から巻末までを一挙に圧縮すると、こういうことなのだ。三人とも只者ではない。話す言葉、語る口跡が魅力的なのだ。あの、バッテリーのあさのあつこが時代小説に達者なのにびっくりする。弥勒シリーズの一つなのだ。読んで、毎回唸るのは、漢字の使い方が達者なこと。漢籍にも詳しいのじゃなかろうか。
読了日:12月16日 著者:あさの あつこ
中国でいま何が起きているのか 米中激突、香港デモ、経済ショック…激動の中国社会を現地レポートの感想
日中両方を往復している人だそうです。中国では上海に家があると語っている。中国国籍で中国政府を罵るのは度胸がいることでしょうね。必ず統計の出元を示して、それを根拠に主張するように書いている。それでも、中国のイミグレーションを通ると、どんな処分が待っているか危ういと思います。序章、1章、2章はつまらん。斜め読みで飛ばしてケッコウ。3章以下の各論に入ると面白くなる。羅列的な話題なので、次々とコラムが並べてあるような記述方法なのだ。自分の興味のあるところだけ読み拾って、他は読み捨て、こんな読み方になってしまう。
読了日:12月14日 著者:邱海涛
夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマンの感想
「マイ・ディア・ポリスマン」「春は始まりのうた メイ・ディア・ポリスマン」の続編です。設定は前作と同じです。初篇は覚えていない。春篇は幽霊が出るというお話。特殊詐欺、外国人研修生からの搾取、それにはヤクザが絡んでいるらしい。市長もつるんでいるそうなので、取り扱いに注意しなくては。交番のお巡りさんを取り囲んで、チームが出来上がります。この調子では、秋篇、冬篇も続くみたいだね。WEBマガジンに連載の小説だそうです。ネット連載なら、一度に大量の文章は提供できないし、小刻みに連載するからそこはコツがあるんでしょう
読了日:12月09日 著者:小路幸也
春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマンの感想
「マイ・ディア・ポリスマン」という前作がありまして、これはその続編です。関東某県某市に交番があります。東楽観寺前交番。そこの若いお巡りさんが主人公です。幽霊が出没しているらしい。そういう噂が交番に集まってきます。このお巡り、もとは刑事で、交番に左遷されたものらしい。そのへんの事情がお話の芯になります。お話はゆるい。常に切迫感なく語られます。節ごとに、姓名・職業がタイトルで、その人の視線・主観で語られます。常に、話し言葉、つぶやき言葉で、全体として、ゆるいお話が広がっていきます。そこがええのよ。
読了日:12月06日 著者:小路幸也
百舌落としの感想
百舌シリーズ第八弾です。百舌が生きたまま両目をテグスで縫い合わされ、木の枝に結わえ付けられてバタバタ暴れているのが見つかる。百舌落としという技法なのだそうな。かっての<百舌>は死んだのに、<百舌>と名乗る殺人犯がいる。警察の公安を退職した大杉は調査会社を開いている。上司の倉木は公安畑に在職している。新聞記者の残間も<百舌>を追う。いったい、<百舌>とは誰なのか。<百舌>は殺されます。誰かはここでは語れません。この中の二人が死にます。誰かは明かせないけどね。主要人物が死んでしまったから、もう<百舌>の続編は
読了日:12月04日 著者:逢坂 剛
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