テレビ探偵
「テレビ探偵」小路幸也 角川書店
中編が5篇、初篇で事件が起きます。
テレビ生放送中に、天井から滑り降りてくるロープが切れてしまう。
ロープにナイフで傷を入れてあった。
付き人のチャコは探偵を頼まれます。
次からは犯罪に絡むものは出てこない。
バンドの名前が、ザ・トレインズ、リーダーがカンスケさんで、次の重鎮が銀さん、ナベちゃん、たいそうさん、ピーさん。
なんだなんだ、ドリフターズじゃないか。
巻末に全て作者の創作でフィクションです、とある。
なんぼそう断っても、そう読んでしまうよねぇ。
双子の歌手の片方が売れっ子歌手と結婚したいという。
そこに尾ひれが付けてある。このへんはフィクションなのやらリアルなのやら。
女性トリオの一人が新興宗教の教主の娘だ。これは創作だろうなぁ。
銀さんが脱退していって、チャコが新加入する。
これはリアルだぞ。
そのへんの事情背景はフィクションなんだろうなぁ。
どうしても、今読んでいるページと芸能ゴシップとを結びつけながら、読んでいく。
けったいな読書の経験をしました。
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