「雲の果」あさのあつこ 光文社
弥勒シリーズ、第8作目、たぶん、これが最終巻。
なぜならば、雑誌連載がもうないから。
遠野屋清之介、同心小暮信次郎、岡っ引き伊佐治のトリオでのお話しです。
7作目、8作目で、同心小暮信次郎が芯になってお話を運んでいる。
ずっと遠野屋清之介が中心で回していたが、ここへきて、主役が逆転した。
林の中の仕舞屋が焼けた。中に焼け死んでいる女がいる。
同心小暮信次郎は不審に思った。
犯人探しがお話しの運びです。
捜索の段取りはよく出来ている。
とんとんとお話が運ぶわけはありません。
遠野屋清之介、同心小暮信次郎、岡っ引き伊佐治が顔つき合わせるからお話が運ぶ。
魅力はそのへんにあるのですねぇ。



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