「サンズイ」笹本稜平 光文社
園崎は警視庁捜査第二課第四知能犯第三係警部補だ。
今の案件は桑原参議院議員の政策秘書の大久保、その汚職事件を暴くことだ。
妻と息子が轢き逃げにあって、瀕死の重傷で入院した。
その犯人と濡れ衣を着せられて、逮捕状が出た。
寸前で逃亡し、潜伏して首謀者の大久保秘書を追う。
汚職事件というから頭脳ワークの展開かと思うじゃないですか。
違った、逮捕、逃亡、潜伏と、思い切り、フットワークを利かせる展開になる。
警視庁側にも、千葉県警側にも、汚職のおこぼれに与かる悪徳警官がいる。
笹本稜平は勧善懲悪を旨としています。
読み終わって、割り切れない思いをすることはない。
安心して読んでいけます。



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