飛雲のごとく
「飛雲のごとく」あさのあつこ 文芸春秋
元服の場面から始まる。
14歳、新里林弥は元服した。
同年齢の道場仲間が二人。
山坂和次郎、既に普請方に出仕している。
家老の妾腹の子で樫井透馬。
小舞藩には暗殺が横行している。
新里林弥の兄も暗殺された。
樫井透馬を芯に新しい小舞藩を作り直していくのだ。
読みながら、こいつら14歳そこそこの中学生程度の若者だよな。
どうみても姿かたちは青年剣士じゃないか。
襲撃に立ち向かい、切り結び、切り抜けていく。
遺された兄嫁に恋心を抱くところは、中学生程度だよなぁ。
爽やかなお話だが、年齢に合う筋立てではないので、戸惑いながら読み切りました。
前作「火群のごとく」を受けて続編なのだそうな。それは知らなかった。
さらに続くであろう、この次を読んでみたい。
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