君たちに明日はない
「君たちに明日はない」垣根涼介 新潮文庫
「君たちに明日はない」「借金取りの王子」「張り込み姫」「勝ち逃げの女王」「迷子の王様」とシリーズがある。
当然、全部読み。
本棚を眺めていて、もう一回読んでみよう、13年前の本の再読み本。
リストラ請負会社です。内部社員では情が絡むところを、外部会社だからズバズバ切っていける。
首を斬られて当然というケースもある。
首を斬らずに別の形で残すというアドバイスもある。
中には、転職を橋渡しするケースもある。
シリーズ最後の「迷子の王様」ではリストラ会社が廃業する。
自分もリストラの対象になる、という究極のリストラ話しが展開します。
リストラ話が小説でシリーズ化される。
次はどこが首切りの舞台になるんだろう。
垣根涼介、凄い小説の泉を掘り当てましたね。
必殺仕事人ならぬ必殺首切り人だけど、泉が涸れる前にシリーズを打ち切った。
こういうところが潔いのだよね。
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