疫病神
「疫病神」黒川博行 新潮文庫
建設コンサルタントの二宮啓之と二蝶会組員の桑原保彦のお話し。
「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」「破門」「喧嘩」「泥濘」と刊行されているが「疫病神」がシリーズ最初。
本棚の文庫本の再読みです。
そうか、二宮と桑原はこういう風に知り合ったのか。
二宮はサバキを頼んだわけではない。桑原がゼニの臭いを嗅ぎつけたのだ。
産業廃棄物の用地買収、産廃関連はゼニになる。
どいつもこいつも腹黒で一筋縄じゃいかない連中ばっかりなんですよ。
何度も痛めつけられ、何度も死にそうな目にあって、それでも、結果、ゼニを得た。
良かったなぁ、二宮くん、桑原くん。
シリーズが深くなるたびに二人ともえらくベテランのように見えますが
第一作では、桑原は30歳そこそこかちょっと手前、二宮はそれよりちょっと若い程度。
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