テロリストのパラソル
「テロリストのパラソル」藤原伊織 角川文庫
よめさんが読んで絶賛したもの、本棚の文庫本、ざっと10年前の再読み本。
お話しの前史がある。全共闘時代に爆弾の事故で運動から離れた。
それ以来、市中に潜んでいる。爆弾事故から20年後。
新宿の小さい公園で爆弾が爆発した。
全共闘で共に戦った学友も爆弾で死んだと報道で知る。
自分も指名手配されていることを知る。
ここから疾風怒濤の巻き添え成り行きの展開です。
テロリストのパラソル、寓意としては意味が遠い。
小説を売らんがためなら、こんな題名でええのかいな。
題名は作者の意志です、読み手としては納得がいかないがね。
作者が早死にして残念です。
素晴らしいストーリーテラーだったのに。
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