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今生 前生 後生 と漢字で書いて、こんじょう ぜんしょう ごしょう と読みます
今生=現世(げんせ)
前生=前世(ぜんせ)
後生=来世(らいせ)
♪現在・過去・未来、あの人に逢ったなら
♪わたしはいつまでも待ってると誰か伝えて
渡辺真知子の「迷い道」という歌があります
そこから頭脳が迷い道に入って、今生・前生・後生に辿り着きました
故人のことを語るのに、亡くなっているのに、生前には、と語る
死んでいるのに、生きてる前に、これでは時制が合わない
いえいえ、これには訳があります
前生(ぜんしょう)これを転倒して、生前としているのです
言わば、忌み言葉で、ストレートに言うより、ひっくり返して言ってみる
なんぼ肉親でも、黄泉(よみ)の世界に行ってしまうと、恐ろしいのです
転倒させれば、黄泉の国の住人には、なんのことやら理解できないだろう
そういう深謀遠慮(深いたくらみ遠いおもんぱかり)から始まった、のだと思いますよ
この言葉が広まったので
生前贈与、生前退位、生前整理
こういう言い方もアリということになりました
死亡前贈与、死亡前退位、死亡前整理
これでは余りにもムキダシな言い方で、本人の前で言える言葉ではない
そこで、こんな言い方は避けるようになりました、のではないでしょうか
さっきまで、ほんの一時間前までは、繋がっていたのに、インターネットに繋がらなくなりました
我が家ではマルチでパソコンを結んでいます
他のパソコンは正常にインターネットに繋がっています
有線LANなんです、LANケーブルをあっちとこっちを繋ぎ替えてみました
やっぱり繋がらない
ケーブルのせいなのか、新しいLANケーブルを買ってきたが、やっぱり繋がらない
ハタと気が付きました
再起動すれば、たいていのトラブルは解決するもんだ
やってみました、再起動、今度はちゃんとインターネットに繋がりました
なんでインターネットに繋がらなくなったの?
それはね、もののはずみです、まんが悪いとも言います、言い換えれば、訳分からん
ルーターの不機嫌で全部が繋がらないのは何度もありますが
パソコン1台だけが繋がらなくなったのは始めてです
ルーターの不調を直すのは、パソコンと似たようなこと
ソケットを抜いて、再び差し込むことです
「いも殿さま」土橋章宏 角川書店
旗本の井戸平左衛門、勘定方から石見銀山の代官を命じられた。
着任すると、田畑は不作で飢饉にあえいでいる。
唐芋に頼ろう。藤十郎、薩摩で芋を手に入れてくれ。
用人の藤十郎、奉行所手代の金三郎、修行僧の泰永、この三人で薩摩に芋を求めに行く。
薩摩から芋は持ち出し禁止、手に入れて持ち出すまでがハイライトなのですよ。
持ち帰った種芋がちゃんと収穫できるまでには、まだまだ程遠い。
飢饉は進み、平左衛門は代官所の米蔵を開いて百姓に開放する。
当然、罪に問われます。
罪に問われるが、石見では、いも殿さま、いも代官さま、とあがめられる。
ゆるいお話なんですよ。
緊迫感などどこにもない。嫌味などなく涼やかに読み続けられる。
こういうお伽噺のようなものもええもんですねぇ。
「シンドローム(下)」真山仁 講談社
上巻は、原発が徐々にメルトダウンして行く経過が大部分なので、読むのがしんどい。
下巻はハゲタカの本領発揮です。
原発大事故で株価は暴落、買い進めていって、40%を越える。
政権は首都電力の国有化を企てている。
鷲津はTPO(株式公開買付)を宣言した。
鷲津は首都電力を奪い取った。
すごいね。電力会社を個人が買い占めてしまった。
株式公開しているんだからね、買い占めが嫌だったら、上場なんかしなきゃええのだ。
いかにもハゲタカが悪いように見えるでしょ。そうではない。
時の総理の無能ぶりが明らかになる。
首都電会長の保身のドタバタが明らかになる。
上巻は読むのが辛かったが、下巻は一気に読み切ってしまった。
「シンドローム(上)」真山仁 講談社
ハゲタカファンド鷲津政彦のお話です。
宮城県沖で地震が発生し、大津波で東日本沿岸は大被害を受けた。
原子力発電所の電源が津波で浸水し、原子炉は停止した。
時の総理は古谷総理大臣、保守党から政権を奪って立てた政権なのだ。
誰がモデルかは分かるでしょ。この総理、めちゃくちゃ無能です。
そう書いてある。かんしゃく持ちで、思い込みが強くて、他人の意見を聞かない。
鷲津は前々から首都電力の株を仕込んでいた。20%程度。
電発事故で株価は暴落した。
鷲津は株を買い増していった。
新入社員の目、新聞記者の目、首相官邸秘書官の目、それぞれの立場で物語が進んでいく。
2、3ページ毎にシーンは変わっていく。
映画のシナリオのような書き方なのだ。
旧甲奴郡は以前に自転車を走らせたことがあります。2010年4月19日「旧甲奴郡(総領町、上下町、甲奴町)」 この時は背骨だけを走った。も少し詳細に走ってみたい。
甲奴郡は平成の大合併で、総領町は庄原市へ、上下町は府中市へ、甲奴町は三次市へ合併し、甲奴郡は消滅してしまいました。
合併で郡が消滅することはよくあることだが、三方ばらばらに近隣の市に合併することは珍しい例だね。
スタートは総領町から始めよう。総領町に道の駅リストアステーションがある。意味不明の名前だが、ここへ駐車することにしよう。
田総川に沿って下流に向かう。上市という信号交差点がある。左は庄原へ行く、当初の計画ではその道を行くつもりだったのだよ。道が狭い、国道だから交通が頻繁、結構な坂道、止めた、予定変更。
まっすぐ進んで下流の灰塚ダムへ行こう。
歩道を進むと草が生い茂って邪魔をする。そんなに交通は激しくない。歩道を行くより車道を走らせるほうが賢いよね。
田総川の右岸から羽地大橋を渡って左岸に移る。もう一つ、木屋猿猴橋を渡る。倉谷トンネルが待ち構えている。このトンネルが市境なのだよ。
トンネルを出れば三次市吉舎町、旧甲奴郡の外に出るのでトンネルの手前で引き返すことにする。
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これは出だしの部分、全体の姿は下のリンクからお出でください。
http://sherpaland.net/bike/2020/bike-200717-old_konu1/bike-200717-old_konu1.html
我が家は山間の集落にあるので、道路の両側は草で覆われています。
市道は集落の責任で草刈りしなきゃなりません。
草刈りすれば見返りに、距離に応じて市から報奨金が出ます。
改修する道路工事が進むと、草刈りする距離が縮みます。
道路工事のあとは、草刈りすべき道路の長さを測ります。
自動車、単車、自転車、どの距離計で測るか。
自動車の距離計は当てになりません。
キロ単位しか出ないのもあります、あるいは、小数点1位まで。
999メートル、あるいは、99メートルは切り捨てになります。
自転車のサイコン距離計は小数点2位まで表示します。
9メートルの切り捨てで済みます。
99メートルの労力の切り捨ては辛いけど、9メートルの切り捨てならまだ我慢できます。
999メートル切り捨てたら、泣くよ、1キロじゃないか。これは捨てられません。
「大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!」斎藤恭一 イースト・プレス
サブタイトルに、「不人気学科教授」奮戦記
千葉大学工学部名誉教授
表紙の袖にあります。
教授の仕事は、"研究"と"講義"だけではない。
高校生や予備校生、さらには市民への"広報活動"の仕事。
法人組織の一員として担当する"管理運営"の仕事。
そして、研究に付属する、科研費の確保や産学連携、学生への生活指導や文章添削・・・・
教授はただの研究者ではなく、"勤め人"であり、"教育者"である。
要約の意を尽くしているなぁ。
書いてあることはその通り、各ページそれぞれにくすぐりを入れ、ギャグを入れ、飽きさせないようにしている。
へぇぇと驚いたこと、大学から高校生予備校生に売り込みに行っていること。
入試の競争倍率が2以下、1.9とか1.5とかになるのを恐れている。
いずれその専攻科目が消滅する兆しなんです。
そのために、模擬講義・進路講演会を高校で行う。
さらにびっくり、化学英語の講座を提唱し、担当しているのが本人なのだ。
論文を英語で書くようにできること、英語の論文を読めること。
それ以前に、日本語の論文を、日本語として通用するように添削すること。
大学は法人化し、運営する金は自分で掻き集めなければならない。
産学共同で金を得たにしても、研究の成果を上げなけれならない。
いやぁ、大変だ。
差出人:Google Account <googleaccount-noreply@google.com>
件名:Complete your Privacy Checkup
本文:
We'll walk you through your key privacy settings step-by-step to help you choose what's right for you.
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以下省略します
いくらGoogleでも怪しいメールです
Google Map のAIPキーを取得した時、Googleにメールアドレスを開示しています
Google Map を使用するホームページを届けていて
Your June Search performance for http://sherpaland.net/
毎月、このような件名のメールが届いて、クリック数を教えてくれます
その流れのメールではなく、不審者からの無差別メールだろうと思います
焦点は、Sign in
ここをクリックさせようとしています
ここからどこかへ誘導するのだろうと思います
あなたのプライバシーをチェックしてあげよう、大きなお世話だよ
Googleに成り済まして、引き込もうというメールだろうと思います
相手にせず、即、ゴミ箱に捨てました
たまに、Microsoft を名乗る、いかにもホンモノらしいメールが来ます
どんなに魅力的な内容でも、容赦なく怪しいと即決してゴミ箱に捨てています
保障:安全保障、社会保障 security
保証:品質保証 連帯保証 warranty
補償:損害補償 所得補償 compensation
時々思うんですよ
上の同音異義語はほんの一例なんです
これらの言葉は幕末・明治期に創造した漢字造語です
孔子・孟子の時代から存在した漢字用語ではありません
古代でこんな概念を語り合うことはない
幕末・明治期、西洋語を漢字で移植構築するのに苦労しました
当然、それは近代中国にも移出される、文字に書いてこそ概念が確立されるんですものね
さらに考えるんですがね
宇宙空間(極大)とか、遺伝子(極小)とか、中国も日本も同時進行で概念を規定しています
お互いの漢字での術語はそれぞれ別々に誕生するのでしょうね
相互に漢字を比較して、そっちの方がええな、と乗り換えるもんでしょうかね
いやいや、面子にかけて、貫き通すもんでしょうかね
自転車のウェアを着ようとして、ファスナーを正しく噛み合わせずに引き上げてあることがあります
プラスチックのファスナーなら無理に下ろせばなんとか外せるが、金属のファスナーならどうにもならん
さいわい、金属ファスナーの自転車ウェアを買ったことがないので、そんな悲劇には遭っていません
これに懲りて、ウェアを脱ぐとき、ファスナーをきちんと合わせて引き上げて、洗濯ネットに入れています
パンツについては、生地にモロモロの雲形模様が生まれているのをみつけました
ジーパンなどのゴワゴワの生地に負けて、こすれてしまったのだろうと思います
それに気が付いてからは、洗濯ネットに入れて洗うようにしています
ということで、これが我が家での自転車のウェアの洗濯事情です
どこかの自治体の境界を全部自転車で踏破してみたい、と思うことがあります。
一度は、東広島市河内町の境界を全部踏もうと志したことがあります。行ってみると、国道432号線が椋梨ダムの下流で崩落して、河内町の通行がばっさり断ち切られていた。
コースの中央が通行止め、これは諦めなきゃしょうがない。
それ以来、どこかにめぼしい自治体はないかと探していました。あった。三次市三和町なら条件が整っている。そこに行こう。
どこを出発地点にしようか。馬通峠が向いているんじゃなかろうか。安芸高田市甲田町と境界を接しているんですよ。そこに駐車した。
駐車場所に困った。交差点のどこにも駐車する余地はない。木造船を置いてある空き地が適当かな。草地に乗り込んで駐車する。
迷惑かな、と思うなら、南に向かうか、東に向かおう。交差点からそれぞれ200メートルくらい進めば、それぞれ道幅が広がっている個所がある。そこなら心咎めることなく駐車できます。
さて、この馬通峠、変形四差路なんだよ。あぜひら牧場への道がある。県道52号線があって、方や甲田町に向かう、方や三和町旧役場に向かう。三和町内の下板木に向かう県道440号線がある。
でかい記念碑がある。出征兵士を偲ぶ記念碑だった。出征兵士と見送りの衆はここに集まったのだそうな。見送りはここでお別れ、兵士は甲立駅まで歩いていく。
昔々の馬通峠の由来などくどくど述べるより、ここでお別れするのが身を切るほど辛い。記念碑の主体はそっちになるよなぁ。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは出だしの部分、全体の姿は下のリンクからお出でください。
http://sherpaland.net/bike/2020/bike-200702-all_miwa/bike-200702-all_miwa.html
中国は、他国と比較して治安は良好、と誇っています
傷害事件に遭わないとか、テロの巻き添えに遭わないとか、それに限ってはね
いやいや、国家自体に気を付けなきゃならない
写真を撮ったり、人に話しかけたり、これが危険
スパイとみなされて、事によっては、死刑判決を受ける惧れがあります
国家の治安を優先して、個人の安全は問題とされない、のですよ
香港で青山(キャッスル・ピーク)に登ったことがあります
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」のロケ地として有名です
シンセン湾(后海湾)の湾口を隔てて湾の向こうはシンセンです
青山の西側斜面は荒れ地で、人民解放軍の演習地なんだそうです
もともとはイギリス軍の演習地で、返還後、人民解放軍が接収したんだそうです
ここの写真を撮って、HPに上げています
http://sherpaland.net/report/hongkong-castle_peak.htm
香港の山で、何年もかけて、延べ12座の山を登っています
もうこれからは香港に足を踏み入れられないなぁ
今や、一国二制度は崩れました
香港法制よりも大陸法制が優先します
香港は、2009年当時なら、こんな写真を撮っても咎められることはなかった
今後、この写真を撮るなら、スパイとして逮捕されるかも、そのリスクがあります
大陸本土と同様に、香港も油断のならない地域になってしまいました
6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1261
ナイス数:41動乱の刑事の感想
「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」の三部作です。シリーズの中で、言いたいことはこの篇にある。世田谷区の周辺で警察の派出所が爆発した。二人死んだ。高峰は捜査一課、海老沢は公安、それぞれの立場で捜査に出動した。時代はGHQが撤退して、日本が独立を取り戻すころ。途中をすっ飛ばして結論を言うと、公安が共産党などの台頭を恐れて、自作自演で派出所を爆発した。これを機に、高峰は国民を守り、海老沢は国家を守る、決意を固めた。小学校からの友達は終った。戦前の特高から脈々と流れる公安の血統、三部作はそこを書いている。
読了日:06月24日 著者:堂場瞬一
沃野の刑事の感想
「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」の三部作。「動乱の刑事」は未読。高峰:捜査一課の管理官。海老沢:公安の管理官。小嶋:週刊誌の編集長。この三人は小学校の同級生なのだ。小嶋の息子が自殺した。不審に思って事件に首を突っ込む。学生運動の逮捕歴があるということで、海老沢も捜査に引き込む。もっと裏があるらしい。自衛隊の戦闘機の契約が関わることが浮かび上がってくる。中心人物は、警察OBの代議士。公安畑の出身。高峰と海老沢の間には、警察の認識に違いがある。個人を守る警察か、国家を守る警察か。三人とも定年が近い。
読了日:06月21日 著者:堂場 瞬一
桃源の感想
大阪府警泉尾署刑事課捜査二係、新垣、相棒は上坂。どっちも年齢は三十台後半。頼母子講、無尽、座元が無尽の金を持ち逃げした。沖縄へ逃げたらしい。追いかけて、沈没船の財宝が関係すると判明する。トレジャーハンター、沈没船引き上げの出資を募っての詐欺なのだ。関係者を追っているうち、姿が消えた者がいる。殺されたのじゃなかろうか。二係は経済犯担当、オレオレ詐欺などを追うのが通常なのだが、殺人事件を引き当てた。いつもは、刑事のお話しでも、悪徳刑事、汚れ刑事ばっかり小説にしているのだが、今回は、極めて働き者の刑事で、そこが
読了日:06月15日 著者:黒川 博行
暗約領域 新宿鮫11の感想
新宿署の課長が変わる。桃井課長の殉職を経て、女性の課長が赴任する。新しく相棒が着任してくる。鮫島と新課長の衝突がある。お互い仕事の仕方が違うのだ。新しい相棒は公安から付け人だった。これはシリーズ12作目のネタフリかな。事件はインフルエンザの特効薬のタミフルだ。百万人分のタミフルを北朝鮮に運ぶ。公安が仕掛けたのだ。薬品と引き換えに情報を得ること。祖国を失ったヤカラがうごめくが、事情は汲み取れるが、同情はできないね。暗約領域、意味ありげだが、どういうことなんだろう。暗約とは秘密の約束のこと?暗躍の言い換え?
読了日:06月09日 著者:大沢 在昌
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