こんじょう ぜんしょう ごしょう
今生 前生 後生 と漢字で書いて、こんじょう ぜんしょう ごしょう と読みます
今生=現世(げんせ)
前生=前世(ぜんせ)
後生=来世(らいせ)
♪現在・過去・未来、あの人に逢ったなら
♪わたしはいつまでも待ってると誰か伝えて
渡辺真知子の「迷い道」という歌があります
そこから頭脳が迷い道に入って、今生・前生・後生に辿り着きました
故人のことを語るのに、亡くなっているのに、生前には、と語る
死んでいるのに、生きてる前に、これでは時制が合わない
いえいえ、これには訳があります
前生(ぜんしょう)これを転倒して、生前としているのです
言わば、忌み言葉で、ストレートに言うより、ひっくり返して言ってみる
なんぼ肉親でも、黄泉(よみ)の世界に行ってしまうと、恐ろしいのです
転倒させれば、黄泉の国の住人には、なんのことやら理解できないだろう
そういう深謀遠慮(深いたくらみ遠いおもんぱかり)から始まった、のだと思いますよ
この言葉が広まったので
生前贈与、生前退位、生前整理
こういう言い方もアリということになりました
死亡前贈与、死亡前退位、死亡前整理
これでは余りにもムキダシな言い方で、本人の前で言える言葉ではない
そこで、こんな言い方は避けるようになりました、のではないでしょうか
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