シンドローム(下)
「シンドローム(下)」真山仁 講談社
上巻は、原発が徐々にメルトダウンして行く経過が大部分なので、読むのがしんどい。
下巻はハゲタカの本領発揮です。
原発大事故で株価は暴落、買い進めていって、40%を越える。
政権は首都電力の国有化を企てている。
鷲津はTPO(株式公開買付)を宣言した。
鷲津は首都電力を奪い取った。
すごいね。電力会社を個人が買い占めてしまった。
株式公開しているんだからね、買い占めが嫌だったら、上場なんかしなきゃええのだ。
いかにもハゲタカが悪いように見えるでしょ。そうではない。
時の総理の無能ぶりが明らかになる。
首都電会長の保身のドタバタが明らかになる。
上巻は読むのが辛かったが、下巻は一気に読み切ってしまった。
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