シンドローム(上)
「シンドローム(上)」真山仁 講談社
ハゲタカファンド鷲津政彦のお話です。
宮城県沖で地震が発生し、大津波で東日本沿岸は大被害を受けた。
原子力発電所の電源が津波で浸水し、原子炉は停止した。
時の総理は古谷総理大臣、保守党から政権を奪って立てた政権なのだ。
誰がモデルかは分かるでしょ。この総理、めちゃくちゃ無能です。
そう書いてある。かんしゃく持ちで、思い込みが強くて、他人の意見を聞かない。
鷲津は前々から首都電力の株を仕込んでいた。20%程度。
電発事故で株価は暴落した。
鷲津は株を買い増していった。
新入社員の目、新聞記者の目、首相官邸秘書官の目、それぞれの立場で物語が進んでいく。
2、3ページ毎にシーンは変わっていく。
映画のシナリオのような書き方なのだ。
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