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2020年7月11日 (土)

大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!

「大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!」斎藤恭一 イースト・プレス
サブタイトルに、「不人気学科教授」奮戦記
千葉大学工学部名誉教授
表紙の袖にあります。
教授の仕事は、"研究"と"講義"だけではない。
高校生や予備校生、さらには市民への"広報活動"の仕事。
法人組織の一員として担当する"管理運営"の仕事。
そして、研究に付属する、科研費の確保や産学連携、学生への生活指導や文章添削・・・・
教授はただの研究者ではなく、"勤め人"であり、"教育者"である。
要約の意を尽くしているなぁ。
書いてあることはその通り、各ページそれぞれにくすぐりを入れ、ギャグを入れ、飽きさせないようにしている。
へぇぇと驚いたこと、大学から高校生予備校生に売り込みに行っていること。
入試の競争倍率が2以下、1.9とか1.5とかになるのを恐れている。
いずれその専攻科目が消滅する兆しなんです。
そのために、模擬講義・進路講演会を高校で行う。
さらにびっくり、化学英語の講座を提唱し、担当しているのが本人なのだ。
論文を英語で書くようにできること、英語の論文を読めること。
それ以前に、日本語の論文を、日本語として通用するように添削すること。
大学は法人化し、運営する金は自分で掻き集めなければならない。
産学共同で金を得たにしても、研究の成果を上げなけれならない。
いやぁ、大変だ。

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