算法少女
「算法少女」遠藤寛子 ちくま学芸文庫
児童書です。30年前に岩崎書店で出版され、ちくま学芸文庫で再刊されたものです。
あきは町医者の子、父は算法の素養が深く、父から学んでいる。
浅草の浅草寺に算額を奉納するものがいる。
見ると、算額に書いてある解法が間違っている。
間違っているわ。呟いた声が聞こえてしまった。
小さな女の子が間違いを見つけた、と評判になった。
その評判を聞きつけ、久留米の殿さまから呼び出しを受けた。
ここからは小説を離れて実話です。
あきと父は「算法少女」という本を出版した。
父が出題し、子が回答する、という問答の本です。
その本から出発して、児童文学に仕立てようという意図からこの本は始まっています。
児童書だから、漢字にはふりがなを付けてあるが、等比級数などの術語はそのまま書いてあります。
算法・数学のお話を児童書に仕立てるのは、なかなか難しいですね。
大人には面白いんだけどね。
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