風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)
「風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)」原田マハ PHP
使節団一行の船はマカオを出港し、インド洋、大西洋を経てポルトガルに到着した。
スペインを経て、イタリアへ入った。
フィレンツェの宮殿の一室で未完成の絵を見た。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵なのだ。
ローマ法王に謁見した。洛中洛外図も法王に披露できた。
イタリアの終わりに、ミラノで絵を見たいと懇願した。
案内されたのはドミニコ会の教会だった。
そこで、食堂の壁に描かれた最後の晩餐を見た。レオナルド・ダ・ヴィンチ。
そこで絵師見習いと出会った。ミケランジェロ・カラバッジョ。
宗達は彼に風神雷神の扇をやり、カラバッジョは一晩で描いた板の絵を渡した。
その絵が、上巻巻頭に出てくる雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)の絵なのだ。
宗達にも洗礼名が与えられている。宗達はキリシタンではないが、そこは方便なのだ。
名前が、アゴスティーノ。
組み立ての付録で有名な雑誌の会社(本社イタリア)の名前が、デアゴスティーニ。
両者無関係なんだが、別々なところで似た名前が出ると、あれれと思う。
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