「大名倒産(下)」浅田次郎 文芸春秋
上巻の巻末あたりから貧乏神がちょろちょろし始める。
丹生山藩は貧乏神に取りつかれているのだ。
貧乏神、ちょっとの油断で槍に刺されてしまう。
不本意ながら薬師如来にすがらなきゃならない。
治してやるよ、悔い改めよ。
貧乏神、七福神を呼び寄せる。
ここからは丹生山藩、好転に次ぐ好転で、ラッキーが転がり込んでくる。
どんなラッキーが転がり込んでくるのか。そこは語らない、自分で読んでね。
前藩主の大名倒産の企て、果たして阻止できるか。
出来ます、そういうお話しなんです。
地の文が愉快、セリフで笑うのではなく、地の文で笑ってしまうのだ。



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