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2020年9月 8日 (火)

8月に読んだ本

8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2169
ナイス数:89

トリガー 下トリガー 下感想
上巻では、安物のスパイ小説だな。下巻の八割がた読み進んだところで一挙にお話は盛り上がっていく。日本でも韓国でも、アメリカは軍隊を引き上げて、民間の軍事会社を充てることにしたのだ。それを探り当てたアメリカ陸軍の中佐、韓国の検事にしてオリンピック選手は暗殺されたのだ。推理小説ではネタバレで非難されるところだが、これはスパイ小説、ネタバレしてもええだろう。アフリカや中近東では民間軍事会社が軍隊に代わって戦争しているのだそうな。軍人が死ぬのはアメリカ国民は許さないが、外注の戦闘員が死ぬのは問題にならないだろうな。
読了日:08月27日 著者:真山 仁


トリガー 上トリガー 上感想
米陸軍中佐が殺された。これが一連の事件の発端なのだ。韓国の検事で、大統領の姪で、五輪馬術の選手でメダル候補なのだ。東京オリンピック競技中狙撃された。韓国大統領が介入し、韓国の検察が介入し、事件の解明はもつれる。イだの、キムだの、ノだのと、韓国の名前は何が何やら。巻頭の登場人物表と引き比べる、何度も引き比べる。主人公は引退した内閣情報調査室長、今も調査会社を運営していて隠然たるちからがあるのだ。おまけに副主人公が北朝鮮のスリーパースパイなのだ。こっちも暗躍する。わけわからんぞ。安物のスパイ小説のようで興ざめ
読了日:08月26日 著者:真山 仁


東京ホロウアウト東京ホロウアウト感想
主人公たちはトラック運転手。オリンピックを邪魔すると、物流を破壊していく犯人がいます。宅配便で青酸ガスが噴き出したり、鉄道線路が破壊され、高速道路のトンネルでトラックが燃えたり、カーナビのVICSのシステムを乗っ取ったり。スーパー、コンビニに商品が到着しなくなって消費者はパニックになる。トラックの運転手たちは連帯して、テロリストが仕掛けた工作を暴いていく。テロリストの主犯が犯行を起こした動機は理解できるが、仲間の動機については書いてないよなぁ。ホロウアウトとは、抉って穴をあける、そのような意味です。
読了日:08月22日 著者:福田 和代


算法少女 (ちくま学芸文庫)算法少女 (ちくま学芸文庫)感想
児童書です。あきは町医者の子、父は算法の素養が深く、父から学んでいる。浅草の浅草寺に算額を奉納するものがいる。見ると、算額に書いてある解法が間違っている。間違っているわ。呟いた声が聞こえてしまった。小さな女の子が間違いを見つけた、と評判になった。その評判を聞きつけ、久留米の殿さまから呼び出しを受けた。ここからは小説を離れて実話です。あきと父は「算法少女」という本を出版した。父が出題し、子が回答する、という問答の本です。その本から出発して、児童文学に仕立てようという意図からこの本は始まっています。
読了日:08月16日 著者:遠藤寛子


ダブル・フォールトダブル・フォールト感想
本條は高階法律事務所のいそ弁で、殺人事件の弁護を担当した。もちろん任せ切りではなく、主弁護士は高階で、本條は補助なのだ。被告と面談しているうち、何かを隠している、と被告人を疑うこともある。亡くなった被害者の過去・行動を探るのも弁護活動の一部なのだ。被害者の娘が邪魔をする。法廷で弁護士を非難する声を上げるのだ。だんだんと娘に肩入れするようになってくる。テニスのサーブで、ファーストサーブに失敗しても、セカンド・サーブがある。両方失敗すると、ダブル・フォールト、そういう寓意なのだ。新米弁護士は鍛えられていく。
読了日:08月12日 著者:真保 裕一


風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)感想
使節団一行の船はマカオを出港し、インド洋、大西洋を経てポルトガルに到着した。スペインを経て、イタリアへ入った。ローマ法王に謁見した。洛中洛外図も法王に披露できた。ミラノで絵を見たいと懇願した。案内されたのはドミニコ会の教会だった。そこで、食堂の壁に描かれた最後の晩餐を見た。レオナルド・ダ・ヴィンチ。そこで絵師見習いと出会った。ミケランジェロ・カラバッジョ。宗達は彼に風神雷神の扇をやり、カラバッジョは一晩で描いた板の絵を渡した。その絵が、上巻巻頭に出てくる雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)の絵なのだ。
読了日:08月09日 著者:原田 マハ


風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)感想
お話の発端は、マカオ博物館で一枚の絵が発見された。ギリシャ神話の雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)なのだ。文書が付属していて、その中に俵屋宗達とある。つまり、風神雷神を意識した絵柄なのだ。九州の長崎から遣欧使節団がローマ法王庁に送り出された。イエズス会の布教の成果を法王庁に誇示するためのものだ。それに織田信長が着目した。洛中洛外図を狩野永徳に書かせ、俵屋宗達を助手に任命した。その屏風をローマ法王に献上せよ、俵屋宗達、そちも使節団に加われ。ローマ洛中洛外図を描け。それを余に見せよ。ローマを描いて帰ってこい
読了日:08月08日 著者:原田 マハ

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