「三年長屋」梶よう子 角川書店
三年長屋は十軒の長屋、差配は佐平治。
長屋の奥には寺があって、河童がお堂に入って祀られている。
河童には霊験があって、長屋の店子は三年のうちには長屋をを出て、運が開けてくるのだ。
店子が十軒もいると、運の開け方もさまざま、ひとつづつ語って行こう。
運が開けて出て行った跡に新しい店子が入ってくる。
三年は経たなくても、その新しい店子の運がどのように開けていくか。
巻末になると、悪者退治。
番屋には一帯の差配が集まって町内を取り仕切っている。
市兵衛は数々の長屋を持っていて、長屋ごとに差配を雇っている。
奉行所の定町廻同心の鬼嶋と組んで、いろいろと金をちょろまかしているのだ。
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