「非常識家族」曽野綾子 徳間書店
戯文なんですよ。戯文のタイプが漫才かコントかというと、これはコント。自分を語るのではなくある設定を設けているから。
祖父は東大名誉教授、父も東大教授、息子は大学生だが、どこの大学生なんだろう。
全部で23篇、どれも、○○について、設定家族は同じで、お話が始まる。
わざと崩しているわけじゃないが、話しが崩れてくる。
ページを閉じると、話しが崩れているんじゃなく、常識のほうが崩れているんじゃないかと伝わってくる。
曽野綾子は老人にきびしい。自分も老人だから、なおのこときびいしいのでしょうね。



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