冬の狩人
「冬の狩人」大沢在昌 幻冬舎
狩人シリーズ、新宿署の暴対刑事、佐江警部補。
場所はH県本郷市で起きた多人数殺人事件、本郷市はモチムネの企業城下町なのだ。
殺されたのはモチムネの幹部、弁護士、市長、三年経っても犯人のメドが立たない。
現場にいて姿を消したのが弁護士の秘書、彼女からH県警にメールが来た。
県警に出頭します。ただし、警視庁の佐江警部補と保護下であるのが条件です。
警視庁の暴対刑事が巻き込まれた。
H県警は、佐江の相棒として刑事になりたての新米をあてがった、名前が川村。
この後、あれよあれよの展開です。
モチムネには役員間の内紛あり、市と県警の癒着あり。
モチムネの乗っ取りを謀る中国企業あり。
殺し屋あり。二組の殺し屋だったり。
川村クン、鍛えられて、芯のある刑事が誕生した。
狩人シリーズは4作あります。「北の狩人」「砂の狩人」「黒の狩人」「雨の狩人」「冬の狩人」が5作目。
「北の狩人」と「黒の狩人」は読んでいます。
新宿署の生安には鮫島警部がいます(新宿鮫)。生安と暴対なので、鮫島と大沢に交流はないようです。
ただし、ひいきの店が共通で、すれ違いで出入りしているようです。
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