メビウスの守護者
「メビウスの守護者」川瀬七穂 講談社
法医昆虫学捜査官シリーズです。
147ヘルツの警鐘、シンクロニシティ、水底の棘、潮騒のアニマ、これだけ読んでいます。
あまり犯人がどうとか、動機がどうとか、そんなことは問題じゃない。
凶器が昆虫だったり、犯行がばれるのが生き物だったり、そこに焦点があります。
警視庁の奥多摩で山岳救助隊員が人の手首を発見します。
いつも出動するのは捜査一課の岩楯警部補、彼が本庁から出張って所轄と一緒に捜査に当たります。
次に呼び出しがかかるのが赤堀涼子、大学の研究者で警視庁の法医昆虫学捜査官として嘱託です。
今回の法医昆虫学捜査官の発見物はタヌキのためぐそ、ホオグロオビキンバエ、カツイブシムシ。
他にナンキンムシなどの副産物もあります。
そこから死亡日を抽出する。
犯人や犯行動機は降って湧いたような展開です。
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