「人を乞う」あさのあつこ 祥伝社
「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」三部作でした。
天地人の構成なのだ。
点の巻、地の巻を読んだとき、人の巻があるとは知りませんでした。
父が地位を追われ切腹となり、息子の息吹藤士郎は上士に復帰する。
そういう展開だろうと読み進めてきました。
現に、側用人から呼び出され、藩主側に立つことになりました。
藩主をないがしろにする重臣どもが思いのままに藩政を蹂躙している。
それを覆す展開になるだろうと思っていました。
違った、藩主側、重臣側、どっちの陣営に参加するという運びにはならなかった。
そうではない第三の道。
それが何かは読まなきゃ分からない。



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