「帝都争乱 サーベル警視庁2」今野敏 角川春樹事務所
時代は日露戦争が終結したころ、戦争に勝った、賠償金を、領土をしこたま分捕れる。
国民の雰囲気は高揚していますが、現実はそうはいかない。
どうにか戦争を終結しただけ、国民はそれを知りません。
政府の弱腰を追求する焼き討ちが各所で勃発します。
麹町署の警部と巡査は桂首相の愛妾の警備を命じられます。
騒乱で、群衆が雪崩込み、死体が残されています。
死体の身元を突き止め、犯人を検挙するのが警察の仕事です。
時代背景をしっかり書いている。
藩閥の争い、藩閥の中でも、元老が新興勢力に駆逐される、それを旧勢力が必死に食い止める。
その争いの中の殺人です。



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