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2021年3月27日 (土)

刑事の枷

「刑事の枷」堂場瞬一 角川書店
枷はかせと読む。
村上は交番勤務から刑事に転勤した。
刑事部屋に危険人物がいるのだそうな。
チクった、と噂のある刑事で、近づかないほうがよいとされている。
影山、噂の刑事が村上に命じた、手伝え。
10年前の殺人事件を追っている、一緒に手伝え。
不愛想で、質問を許さない、一緒にいて不愉快な人物ではある。
次第に自分が物怖じしなくなっている。
監察にも、上司にも、本部の捜一課長にも質問したり、要求したりするようになっている。
過去の捜査記録を読み込み、ある推測に至った。
ひょっとして、影山が執着するわけは。
10年前の殺人事件の犯人は意外な人物だった。

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