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2021年3月 1日 (月)

2月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2941
ナイス数:97

漣のゆくえ とむらい屋颯太 (文芸書)漣のゆくえ とむらい屋颯太 (文芸書)感想
連作短編6章。前作で颯太(そうた)はとむらい屋を開いている。僧侶と棺桶職人、奉公人も抱えている。医者と奉行所同心も顔なじみなのだ。前作では、身内の葬儀もあったが、この作では外の人を弔う。6章に、漣(さざなみ)の行方がある。漣(さざなみ)とは水死体の意味か、イメージを重ねて膨らませている。奉公人のおちえ、子供のころ、母親は馬に蹴られて死んだが、侍の紋所は覚えていた。葬式繋がりで馬で蹴った侍の身元がわかった。お吉という奉公人を増やす。これも不幸の子。誰もが不幸を抱えていて、だから、遺族がとむらいで癒されるのだ
読了日:02月22日 著者:梶よう子


とむらい屋颯太 (文芸書)とむらい屋颯太 (文芸書)感想
連作短編6章。主人の颯太(そうた)、奉公人のおちえ、僧侶の道俊、棺桶作りの勝三とその弟子正平、雑用の寛治郎、これがとむらい屋の一党です。とむらい屋だが、商売は葬具屋、道具を貸し出すということで葬式を請け負うのだ。とむらう死人に訳ありがあって、それを洗い出す経緯があったり、とむらい屋の面々の関わりの人のとむらいを引き受けたり、それぞれに深い人生があるのだよ。子供のころは惣吉という名前だった。火事で焼け出されて、世話になった姐さん方を火屋(火葬場)に送った。それが、とむらい屋颯太の始まりになる第一歩だったのだ
読了日:02月20日 著者:梶よう子


二重拘束のアリア: 賞金稼ぎスリーサム!二重拘束のアリア: 賞金稼ぎスリーサム!感想
前作品で三人は知り合い、会社を創設する。チーム・トラッカー、これが新しい会社名だ。警察が未解決事件に懸賞金を出す、それを稼ぐのだ。さっそく飛び込みの依頼者があった。三年前、夫婦が殺しあった事件があった。事情を知りたい。報酬が高額なので引き受けた。三人のキャラクターは面白い。関係者もユニークで、どんどん読み続けていける。残り5%ほども読み進んで、これはいけません。犯人に行き当たるのだが、これが最悪、空気感が一変するのだ。依頼は解決しました。前作で、テロリストの老女を取り逃がした。この件が片付いていない。次作
読了日:02月18日 著者:川瀬 七緒


賞金稼ぎスリーサム!賞金稼ぎスリーサム!感想
法医昆虫学捜査官シリーズとは別物です。金持ちの警察マニアがいます、桐生淳太郎。退職刑事を引き込みます、薮下浩平。若い女の子で狩猟の達人、仲間に加わってきます、上園一花。目的は懸賞金稼ぎ、警察の出す懸賞金が目的です。ペットショップが放火されて町内が激しく延焼した。ネットで調べると、関東一円でペットショップが放火を受けている。唐突にお話は終わる。追いかけていたものは一億円の懸賞首だった。他に、放火事件の懸賞が3百万、野鳥闇猟の件が他にいくらか。賞金稼ぎは商売になる。面白いキャラクターを創造している。
読了日:02月12日 著者:川瀬 七緒


自転車に乗って: アウトドアと文藝自転車に乗って: アウトドアと文藝感想
自転車にまつわる文章のアンソロジーです。どれも短文、中にはたった1ページの短文もある(忌野清志郎)。現代人の文章なら読めるが、明治大正の作家の文章は読むのに苦労する。夏目漱石、荻原朔太郎、宮沢賢治、志賀直哉、空気感が全然違う。これは誉めているのではない、読む気がしないのだ。この中でどれが一番感動的か、心を打ったか。「自転車をこいでいる人間は何を考えているのか」何も考えていない。いや、細々と決断を下しながら進んでいるのだ。そうだ、そうだ、そこは賛成。このアンソロジーの三分の一は読み続けることができず、パスし
読了日:02月08日 著者:角田光代,柴田元幸,夏目漱石,萩原朔太郎,真鍋博,三浦しをん


人を乞う (祥伝社文庫)人を乞う (祥伝社文庫)感想
「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」三部作でした。点の巻、地の巻を読んだ時、人の巻があるとは知りませんでした。父が地位を追われ切腹となり、息子の息吹藤士郎は上士に復帰する。そういう展開だろうと読み進めてきました。現に、側用人から呼び出され、藩主側に立つことになった。藩主をないがしろにする重臣どもが思いのままに藩政を蹂躙している。それを覆す展開になるだろうと思っていました。違った、藩主側、重臣側、どっちの陣営に参加するという運びにはならなかった。そうではない第三の道。それが何かは読まなきゃ分からない。
読了日:02月07日 著者:あさのあつこ


スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官感想
法医昆虫学捜査官のシリーズの7作目です。被害者の解剖が行われている。立会人の全員がかゆい。法医昆虫学捜査官の赤堀涼子が叫ぶ、台湾原産の小黒蚊だ、刺されると痒くなる。特効薬はハッカ油。これから登場する生物は、カバキコマチグモ、ツバメ。岩楯警部補の出番となる。今度の所轄の相棒は、見かけはちゃらんぽらんで使えない、実は有能で、将来有望な捜査員なのだ。犯人の捜査に、小黒蚊、ツバメが役に立つのだ。本ストーリーの他にサブストーリーがいくつもある。この手の脇道が面白いのだ。次の書下ろし出版は、今年か、来年か。
読了日:02月06日 著者:川瀬 七緒


紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)感想
法医昆虫学捜査官シリーズです。殺人現場には三人の切断された指が残っていた。部屋中、天井から畳まで血にまみれていた。しかし、被害者は見当たらない。岩楯警部補の出番です。当然、法医昆虫学捜査官も出動します。今回登場する昆虫は、やけど虫、かいこの糞、カイガラムシから採ったコチニール色素。毎度おなじみの、ハエ、ウジは今回は出番がありません。今までは嘱託契約だったが、今回からはプロファイラー、昆虫学者、鑑識に貢献する科学者が採用されて、外郭団体に所属している。犯行動機、犯行手段、隠ぺい工作、同情の余地もありません。
読了日:02月05日 著者:川瀬七緒


メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)感想
あまり犯人がどうとか、動機がどうとか、そんなことは問題じゃない。凶器が昆虫だったり、犯行がばれるのが生き物だったり、そこに焦点がある。警視庁の奥多摩で山岳救助隊員が人の手首を発見する。いつも出動するのは捜査一課の岩楯警部補、彼が本庁から出張って所轄と一緒に捜査に当たる。次に呼び出しがかかるのが赤堀涼子、大学の研究者で警視庁の法医昆虫学捜査官として嘱託だ。今回の法医昆虫学捜査官の発見物はタヌキのためぐそ、ホオグロオビキンバエ、カツイブシムシ。他にナンキンムシなどの副産物もある。そこから死亡日を抽出する。
読了日:02月03日 著者:川瀬 七緒

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