ヘルメースの審判
「ヘルメースの審判」楡修平 角川書店
重電家電メーカーのニシハマだが、東芝をイメージして書かれているな。
主人公は肥後賢太、ハーバードを卒業して、肥後家に入り婿したのだ。
ニシハマは学閥の塊で、東都大学で固めている。洛北大学出身でも役員から排除されるのだ。
ニシハマは原発のメーカーだが、福島被災以来、原発の将来が揺らいでいる。
肥後はアメリカのシェールガスの取引に参加する権利を得た。
それを材料に役員の椅子を得た。
会長社長の無理な采配で、粉飾決算に嵌まり込んでいた。
この後の展開はどうなるのか。
悪役が去って、さらに別の悪役が登場する。
水戸黄門を思い出してください。
悪は滅ぶ、わっはっはの終幕が待っています。
助さん格さんはいないけどね。
ヘルメースとは、ギリシャ神話の商業の神様です。
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