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2021年7月 1日 (木)

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1625
ナイス数:48

なぜ秀吉はなぜ秀吉は感想
秀吉は小田原を平定した。明へ討ち入ろう、朝鮮をまず平らげよう。秀吉は腰を上げた。唐津に名護屋城を築いた。弟の秀長も、徳川家康も、博多の豪商神屋宗湛にもわからない。なぜ唐入りかは秀吉自身も語らない。狂言回しに朝鮮から渡ってきた青年がいる。名はカラク。生まれ故郷の釜山が荒らされる、ということで、秀吉を二度襲撃する。罪に問われることもなく、二度とも放免される。なんで放免されたんだろ。そもそも、なぜ唐に討ち入るのか、朝鮮に渡海するのか。遂に語ることなくお話は終わってしまう。門井慶喜としては珍しく生煮えのお話しです
読了日:06月30日 著者:門井 慶喜


上流階級 富久丸百貨店外商部 III (小学館文庫)上流階級 富久丸百貨店外商部 III (小学館文庫)感想
鮫島静緒は外商部でトップランナーになった。売っている商品のブランドは見たことも聞いたこともないブランドばっかりだぞ。アラフォー手前、このまま外商部を続けられるか、考えることもしばしばあるす。そんな時、製菓学校時代の同級生から、別チャンネルを起ち上げる、役員として参加してほしいと話がある。マンションを買う寸前に、キャッシュ払いのライバルが現れて、持っていかれてしまう。著作権ビジネスの仲介もする。中学お受験の世話もする。高殿円、百貨店外商の内情に詳しい。そういう職歴があったのか。聞き込みとリサーチでそこまでの
読了日:06月19日 著者:高殿円


ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介感想
テレビで警察の公開手配を見た。10年前に少女が殺された。着ていた衣服が公開されているのだ。仕立ては念入りだ。生地は、10年前どころではない、もっと古いデザインなのだ。桐ヶ谷京介は衣料品業界のブローカーなのだ。メーカーと職人を結び付ける仕事。古物商の小春を巻き込んだ。この生地のデザインを知らないかい。ビキニ環礁の水爆のデザインね。ボタンについて手芸店のミツおばあさんに知恵を借りた。警察に得た情報を提供した。京介たちの見立てを警察に話した。10年前に捜査した手口とは大違いの切り口で迫ってくる。犯人まで到達する
読了日:06月18日 著者:川瀬七緒


カラ売り屋、日本上陸 (角川書店単行本)カラ売り屋、日本上陸 (角川書店単行本)感想
中編3篇でできています。「病院買収王」「シロアリ屋」「商社絵画部」アメリカから日本上陸したのはパンゲア&カンパニー、読む前の印象では、さぞかし悪辣なカラ売りの手口が公開されているのだろうな。いいえ、カラ売りされる側に大きく問題があるのです。病院チェーンでは、リース融資の会社を設立して、リースで雁字搦めにして奪い取っていく。シロアリ駆除で違法を繰り返しながら上場を維持している。商社の絵画部門で闇の手口がある。いずれもそれぞれの手口を暴いて、レポートを公開する。株価は一挙に暴落する。暴落したところで買い戻して
読了日:06月15日 著者:黒木 亮


観月 KANGETSU (文春e-book)観月 KANGETSU (文春e-book)感想
ここは大分杵築市、波田野七海はスートーカーの気配を感じるようになった。ストーカーは七海を石段から突き落としして怪我まで与えた。このあたりは恐怖の気配が満ち満ちています。杵築で殺人があり、東京で殺人があり、それが結びついていく。大分弁、大分の行事に麻生幾はずいぶん達者です。著者の略歴・出身は明かしていませんが、大分の出身じゃないかしら。事件の根源は20年以上前にあります。七海の父は公安の刑事で、闇に処理した事件の結果が今押し寄せています。ホラー小説を読んでいる気分になります。ホラーの語り手としては達者です。
読了日:06月11日 著者:麻生 幾


いわいごと (文春e-book)いわいごと (文春e-book)感想
まんまことシリーズの第八弾なのだそうだ。このシリーズ、どれを読んでも似たような既読感で、そういうマンネリがええんですよ。八丁堀同心の相馬吉五郎の家では同心から与力に昇格する喜びが来る。町名主の高橋麻之助の高橋家では、支配町が増える、嫁を貰う。同じく町名主の八木清十郎の八木家では、今回は出番なし。その代りと言っちゃぁなんだが、金貸の丸三(まるさん)の出番が多い。オール読物連載の短編6篇。どれが一番面白かったか。「八丁堀の引っ越し」同心から与力への昇格なんぞ、他の小説では読んだことがない。なるほどそんなことも
読了日:06月06日 著者:畠中 恵


ヘルメースの審判 (角川書店単行本)ヘルメースの審判 (角川書店単行本)感想
重電家電メーカーのニシハマだが、東芝をイメージして書かれているな。主人公は肥後賢太、ハーバードを卒業して、肥後家に入り婿したのだ。ニシハマは学閥の塊で、東都大学で固めている。洛北大学出身でも役員から排除されるのだ。ニシハマは原発のメーカーだが、福島被災以来、原発の将来が揺らいでいる。肥後はアメリカのシェールガスの取引に参加する権利を得た。それを材料に役員の椅子を得た。会長社長の無理な采配で、粉飾決算に嵌まり込んでいた。水戸黄門を思い出してください。悪は滅ぶ、わっはっはっはの終幕が待っています。
読了日:06月04日 著者:楡 周平

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