絶滅危惧個人商店
「絶滅危惧個人商店」井上理津子 筑摩書房
雑誌連載の商店街聞き込み雑記。ト書きが地の文・会話文に混然一体と混ざっている。
タイトルが、大田区梅屋敷の青果店「越後屋」「父には死ぬまで働いてもらいますよ」
台東区の「金星堂洋品店」「(よく売れるのは)カストロとベトコンですね」などなど
インタビュアーは若いのかと思いきや、アラ還のベテランだった。
やはり、インタビューするのではなく、聞き込むことなんだろうなぁ。
分量は、毎回ほぼ12ページ、挿絵のイラストがええ味を出している。
絶滅危惧とは失礼だが、ほんとに絶滅が危惧されるのもあり、隆々と栄えている個人商店もある。
2018年12月から2020年5月まで連載、雰囲気は昭和そのものだが、いえいえ令和のものです。
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