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7月も雨、8月も雨、雨続きで自転車を外に出す天気じゃない。天気が晴れても、よめさんの買い物のアッシーを優先しなければならない。
やっと秋雨前線が遠ざかって、なんとか自転車に乗れる天気になってきた。さぁ、出かけるぞぉ。
今回は、神社を巡ってみようと思う。自動車で通り過ぎるだけで、実際は見たこともない神社がなんぼでもあります。
尾関山公園の駐車場に車を止めて、出発しよう。
三次の市街地の北に太歳神社がある。
太歳神社、ださいじんじゃ、だざいじんじゃ、おおとしさん、そんな名前で呼ばれている。
ちらっと小耳に挟んだところでは、太歳神社は広島県が中心のローカルな神なんだそうな。近畿や出雲に本籍のある神ではないのだそうな。そこは出典不明、ただの思い込み・錯覚かもしれません。
名前の通り、年の受け渡しを司る神で、えらく抽象的な功徳・効能を施す神なんだねぇ。
比熊山の山裾にあるので、山からの災害を鎮めるお役目があるのかもしれない。
太歳神社の前で道は分かれている。一本はバイパス的な新しく出来た道、もう一本は昔からの道で、石畳の道なんですよ。石畳の道を行こう。石畳は最近の観光開発で、江戸時代の昔からあったわけじゃないよ。
編集が終わりました。
新しいページをアップしております。
これは出だしの部分の抜き書きです。
この先は下のリンクからお出でください。
http://sherpaland.net/bike/2021/bike-210827-miyo_toka_yazg/bike-210827-miyo_toka_yazg.html
「君と歩いた青春 駐在日記」小路幸也 中央公論新社
駐在日記の3作目です。
妻は外科医、患者から逆恨みで襲われた。
もうメスは握れなくなった。
夫は刑事だったが、駐在所勤務を志願して、妻の癒しを優先した。
タイトルは、〇曜日の何々はあれこれ
中編4篇で、駐在所管内で事件が起きます。
どれも、警察案件ではない。
相続、スキャンダル、幽霊、埋蔵金、警察の立ち入る範囲ではありません。
その全部に絡んで、見事に事件を終結させます。
駐在さんは優秀なんです。
小説の時代は、ザ・ピーナッツが引退する頃、ロッキード事件があった頃。
そりゃ、一昔も二昔も昔の頃だ。
小路幸也、14歳か15歳の頃、ザ・ピーナッツ引退、ロッキード事件発覚、があった頃だ。
最近、自動車のスペアタイヤが標準装備から無くなりました
代りに、緊急対応セットが標準装備です
これが難しい、使用説明書の文字は読めるのだが、どう扱うのか想像できない
販売店で聞いてみると、ボクも使ったことがないんですよ
車庫でパンクに気が付いた場合
冬季タイヤをスペアタイヤとして使いましょう、パンクタイヤは車内に積み込んで
販売店かガソリンスタンドかでパンク修理して、履き替えましょう
走っている最中でパンクした場合
手近なスタンドかショップに駆け込みましょう
町からはるかに遠い県境の峠でパンクした場合
これはしょうがない
使用説明書の文字をよぅく読み込んで、緊急対応セットを使うしか方法がありません
今回、車庫からちょっと走ったところで、パンクしてると気が付きました
横へハンドルを取られるから、これは異常だと気が付きます
冬季タイヤに履きかえて、パンクタイヤを車内に積み込んで
販売店に持ち込みました
「天下商人 大岡越前と三井一族」高任和夫 講談社
徳川幕政の世は、米経済から貨幣経済に移行して行きます。
米は新田開発などで増産し、消費より生産のほうが増していきます。
米で扶持をもらっている武士は手取りが減っていきます。
将軍吉宗は米価の値上げを政策の基本にします。
大岡越前は米価ではなく、貨幣の流通を増やすことを主張します。
小判を改鋳して、流通量総量を増やすことが基本だと考えます。
吉宗は押し切ろうとし、大岡は必死に抵抗します。
江戸は金遣い、上方は銀遣い。
通貨の本位制がダブルなのは矛盾を孕みます。
改鋳で、金銀の比率を調整するべきなのです。
大岡越前はただの町奉行ではありません。
勘定奉行の職責まで踏み込んでいるのです。
メインのストーリーが大岡越前、裏のストーリーが三井一族。
波乱万丈なのが大岡越前、きわめて順調なのが三井一族。
お話は波乱万丈のほうへ傾きます。
コカ・コーラの天然水なんですがね
なんでい・ろ・は・すなんだろう
日本コカ・コーラ社の見解をネットで調べてみました
日本古来の「いろは歌」の最初の三文字と、健康と環境を志向するキーワード「LOHAS (ロハス)」を掛け合わせ、やわらかな語感のひらがなの名で、国産の天然水であることを表現しています。「い・ろ・は・す」の水は、厳選された水源からの恵み、地元育ちの天然水だからいつでもおいしく味わっていただけます。
いろは、は最初から意図が届いていました
LOHAS (ロハス)は、思いが通じていませんでした
ふぅん、そういう意味の成り立ちなのかい
LOHAS 出始めた当時は、LOHAS とは何かキャンペーンが盛んでした
今では、それが何だったか忘れたなぁ
SDGs に関しても、今は、そうだそうだ、と賛同しているが
数年後には、それ、何のこと? となるかもしれない
「ショローの女」伊藤比呂美 中央公論新社
女性公論に連載のエッセイ集です。
各篇4ページで、ほぼ5年間連載です。
タイトルは全部俳句、本編を読み終わって、タイトルの俳句に立ち返る。
内容とタイトル、合うや合わざるや。引き比べてみると面白い。
本職は詩人なんだそうな。
さぞや詩人とは暇だろうと思いきや、意外に忙しいようだ。
けっこう、仕事に締め切りに追われている。
カリフォルニアと熊本を往復する暮らしを経て、今は熊本住まいなのだ。
熊本に住んで早稲田大学に通っている。3年間期限付きの教授なのだ。
連載開始の時は62歳と書いている。毎年歳をとってくる。それでショローなのだそうな。
エッセイだもの、取り止めのないないお話しが続きます。
肩がこらないからそこがええんだけどね。
「あんたは主語を省くから、何を言っているかわからない」
苦情の中身をよぅく聞き取ってみてください
聞き取れなかったのは主語ではないのです
キーワードです
キーワードが聞き取れなかったから、話しの核心が把握できないのです
とりあえず、苦情として、主語を省く、と言っているのです
ここは汲み取ってやらなきゃなりません、
主語と言っているけど、キーワードのことなんだな、主題のことなんだな
文法の授業で、主語、主語と強調するので、それに引きずられているわけです
主題、こういう観点からの教育を受けてこなかった、からなんです
「そもそも日本語とは、主語があろうがなかろうが----」
このように、ずれたお話しに踏み込んではいけません
なんか苦情を言っているぞ、苦情の中身はなんだろうな
そっちのほうにアンテナを向けなきゃなりません
「麻薬捜査の裏舞台」北芝健 さくら舎
昔々、著者はテレビに出ていたこともありました。
数年でテレビに顔出しするのをやめています。
警察での職務歴は刑事部・公安部が主、生活安全部にいたことはあるのかな。
伊勢谷友介=大麻
沢尻エリカ=MDMA
押尾学=MDSA
槇原敬之=覚醒剤
ピエール瀧=コカイン
田代まさし=覚醒剤
清原和博=覚醒剤
ASUKA=覚醒剤
高知東生=覚醒剤
酒井法子=覚醒剤
小向美奈子=覚醒剤
田口淳之介=大麻
研ナオコ=大麻
美川憲一=大麻
井上陽水=大麻
萩原健一=大麻
他に、容疑が濃い人物も聞いているでしょうが、そこは書いていません。当然だがね。
なんでバレたか、何がキッカケで捕まったか、このへんを語っています。
覚醒効果のある薬物は、覚醒剤、MDMA、コカイン、JSD、タバコ
中枢神経に作用して興奮状態をつくる
鎮静効果のある薬物は、アヘン、ヘロイン、大麻、お酒
中枢神経を麻痺させ、どよーんとした状態をつくる
「フィールド言語学者、巣ごもる」吉岡乾 創元社
ネット記事の採録ではないようです。
ちゃんとこれ一本に書き下ろしたもののようです。
学術書じゃないと断っている、一般書として書いています。
一般書にしては、なかなか咀嚼しにくい。
読み続けていると、日頃から頭の中で噛み合わないところがピシャっと噛み合ってくる。
頭の中の整理を促してくれる。
骨格肉付きは固いのだが、皮膚体毛に柔らかさがまぶしてあって、読み進められます。
そもそもこの本を手に取ったのは、シャレ、引っ掛け、言葉遊びがあったからです。
巣ごもるとあるが、巣ごもりません。
コロナの時代だから、外国のフィールドに出られない、ということかな。
恐らく、フィールドの対局として、巣ごもると引っ掛けただけでしょう。
それぞれ、章の末に注釈がいっぱいありますが、ここまでは追いかけていられないなぁ。
羽田空港検疫で国内初 「ラムダ株」を確認、とのことです
コロナウィルスの変異株については
アルファ株(英国)
ベータ株(南アフリカ)
ガンマ株(ブラジル)
デルタ株(インド)
イプシロン株(米国)
ゼータ株(ブラジル)
イータ株(複数国)
シータ株(フィリピン)
イオタ株(米国)
カッパ株(インド)
ラムダ株(ペルー)
出典:南米中心に流行する新たな変異ウイルス「ラムダ株」 WHOが「注目すべき変異株」に指定
ページの半ばくらいに、アルファ、ベータ、ガンマ、などなど、の説明があります
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20210617-00243514
こんなに幾つも変異株が発生しているとは知らなかった
ギリシャ文字は24字までです
亜種がどんどん誕生して、24種類を越えるんじゃありませんか
そもそも、中国武漢で発生したころなウィルスは何と呼ぶか
「コロナ19ウイルス」(COVID-19)が正式名称です
決して、武漢肺炎、中国ウィルスと呼んではいけません
これはWHOの決定です
これに背くと【強烈な不満と断固とした反対】を浴びます
中華人民共和国国家安全法が適用されます、国外でも対象になります
入国イミグレーションを越えると、その先はどうなるか、保証できません
香港でも同様です
わたしのホームページ、ブログには、baidu.com からの訪問が毎日あります
気に入ったから、という訳ではないでしょう
監視する対象に取り上げられた、ということだと思います
今まで何年も連続して香港ハイキングに行ってきましたが、もう香港には行かないと決めた理由です
「江戸のジャーナリスト 葛飾北斎」千野鏡子 国土社
ほう、北斎はジャーナリストだったのかい、どれどれ。
読み始めたが、普通の略伝じゃないか。
どこにジャーナリストと書いてあるんだろう。
北斎は長崎のカピタンと親交があった。
海外に興味があるのだからジャーナリストの精神を持っている。
何を言うてますか。
羊頭狗肉じゃないか。詐欺とまでは言わないが、中身と看板が大違いだ。
鳥観図を得意にしている。大空高くに視点を置いて、地上を見下ろして書いている。
これがジャーナリスストの視点だ。
はい、はい、そうですか。
シーボルトは大量の日本の文物を持ち帰っている。
その中に北斎漫画があった。北斎漫画は西洋の画壇に大きな影響を与えた。
シーボルトのほうがジャーナリストだったのじゃありませんか。
シーボルトにとって、北斎は取材の対象だったのじゃないの。
ロシアのコレクションに大量のものがあります。
海軍士官が集めて、国立プーシキン美術館に寄贈されました。
現在、オランダとロシアに北斎の美術品が大量に残る由縁です。
7月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1719
ナイス数:94わたし、定時で帰ります。―ライジング―の感想
表紙が凄い、一万円札が乱舞している。この巻は給料のお話しです。東山舞衣は末端の管理職になった。部下の残業申請が多い。残業するほどの仕事量じゃないのにな。生活残業なのだ。給料が安いから残業手当で補っているのだ。恋人の種田晃太郎は仙台支店に応援に行ったまま帰ってこない。仙台支店のテコ入れに行っているのだ。ヒロインは残業せずに定時で帰る。残業手当を部下の本給に繰り込んでちゃんと生活できるようにしてやりたいな。業務改善提案書に取り掛かる。仰天する提案が始まった。三作目から読み始めると損します。前作、前々作から読む
読了日:07月31日 著者:朱野帰子
絶滅危惧個人商店 (単行本)の感想
雑誌連載の商店街聞き込み雑記。ト書きが地の文・会話文に混然一体と混ざっている。タイトルが、大田区梅屋敷の青果店「越後屋」「父には死ぬまで働いてもらいますよ」台東区の「金星堂洋品店」「(よく売れるのは)カストロとベトコンですね」などなど、インタビュアーは若いのかと思いきや、アラ還のベテランだった。やはり、インタビューするのではなく、聞き込むことなんだろうなぁ。分量は、毎回ほぼ12ページ、挿絵のイラストがええ味を出している。絶滅危惧とは失礼だが、ほんとに絶滅が危惧されるのもあり、隆々と栄えている個人商店もある
読了日:07月24日 著者:井上 理津子
アフリカ出身 サコ学長、日本を語るの感想
ウスビ・サコ、生まれはアフリカ、サハラ西のマリ共和国、フランス文化、イスラム教、マリ伝統文化の国です。高校まではフランス式私学で学び、中国に留学。京都大学大学院に入学、建築学を学ぶ。博士号取得。大学院を出るにあたり、誰かにコネ付けしてもらうのは嫌だなぁ。京都精華大学人文学部専任講師に職を得る。支持を得て、学長に当選する。日本の教育は「型に嵌める」事だと指摘する。マリでは自由に育った。自由ということをもっと考えてほしいと語る。学長に就任し、改革に励んでいる。文科省から指令があるが、押し返すことも厭わない。
読了日:07月20日 著者:ウスビ・サコ
雪に撃つ 北海道警察の感想
道警裏金問題で冷や飯を食わされている、佐伯宏一、新宮昌樹、小島百合、津久井卓。巻頭は、ベトナム人の技能実習生が脱走するところから始まる。札幌雪祭りが始まる、前日か前々日ころ。自動車が盗まれる、佐伯・新宮が担当する。札幌市内でピストル射撃事件が発生、津久井が担当。女子校生がが家出する。小島が担当する。発砲現場近くにNPO法人がある。外国人救済が目的らしい。佐伯たちは彼らの活動の一端を目にするが、目をつむることにする。犯人は検挙されるが、技能実習生には利権が絡む。政治家、大臣クラスが関与するので、深掘りは拒否
読了日:07月19日 著者:佐々木譲
背中の蜘蛛の感想
あの誉田哲也だもの、背中の蜘蛛とは、ヤクザの入れ墨のことだろう。違った、全然見当違い。警察庁本庁のサーバーだった。名前がスパイダー、腕を伸ばしてデータを集める。集めたデータを統合して筋を書く。第1部が主人公登場、この人が主人公だよ。第2部、犯人側登場、最初は他愛のないお話しなのだ。第3部になって意味が明らかになる。第3部、見かけ上、犯人は捕まります。これからどうするんだよ。このまま警察は国民の観察・監視を続けるのかい。今までの誉田哲也は、爽やか誉田哲也と血まみれ誉田哲也がありました。そうじゃない誉田哲也が
読了日:07月14日 著者:誉田 哲也
壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか (祥伝社新書)の感想
不破の関、青野ヶ原、関ケ原、この三つはほぼ同一か、ごく近隣にある。歴史学界でこの共通点を指摘したのは著者が最初なのだそうだ。壬申の乱、大海人皇子は東から不破の関を突破して勝利する。南北朝時代、青野ヶ原で南朝の侵入を北朝が防いだ。関ケ原、家康の覇権が確立した。壬申の乱の意味、外交を閉ざして内政に専念した。青野ヶ原、南朝が滅んで北朝が優位に立つ、朝廷を押さえて室町幕府が立つ。関ケ原、時と場合によっては徳川が負けたかもしれなかった。それを押し切った。正直、古代、中世には興味がわかない。関ケ原にはすごく関心がある
読了日:07月11日 著者:本郷 和人
本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦の感想
礫(つぶて)丈一郎は鉄砲百人組に属し、伊賀組の同心なのだ。父徳右衛門はまだ隠居することなく、丈一郎は部屋住みの身分だ。伊賀組はつつじで知られており、俸禄が少ないのをつつじの売り上げで補っているのだ。他愛もないお話が続くが、それ、そこは幕末、動き出す前兆があるのだ。その他愛もないお話がええのです。そうか、御家人の暮らしはそういうことなのか。大小腰に手挟んでいても、旗本と御家人とはやはり違うのか。ちょっと脱線します。戦国の世では足軽小者と武士とは大きく違いました。鉄砲同心と呼びますが、時代が時代なら、鉄砲足軽
読了日:07月08日 著者:梶 よう子
大連合の感想
鳥屋野高校野球部は監督のパワハラ問題で部員が大勢退部し、数人しか残らなかった。成南高校野球部はバスが事故を起こして大多数が負傷し、無事な部員は数人しか残っていない。鳥屋野のキャッチャー尾沢は成南のピッチャー里田に連合チームを組むことを申し入れた。尾沢と里田は同じ中学の野球部員だったのだ。少年ジャンプのスローガンは「友情・努力・勝利」そのノリで進んでいく。連合チームで甲子園に出るのだ。それは実現するのか。新潟県予選、初戦勝利、次も勝利。次は、次は。テレビ中継を見るように、試合の息継ぎが伝わってくる。
読了日:07月07日 著者:堂場 瞬一
タクジョ!の感想
タクジョとはタクシー女子を指す。四大新卒でタクシー会社に就職した。事務職希望ではなく、タクシー乗務を希望して入社したのだ。働き甲斐が毎日目に見えて現れることに満足している。毎日毎日、さしたる事件があるわけではない。起承転結はあるが、緩い起伏なのだ。結婚話もある。タクシーでの料金踏み倒し=かごぬけ詐欺もある。タクシー強盗まがいもある。底に流れているのは、結婚、親子のありようの問題かなぁ。緊迫はしていない、ゆったりと語られるお話しなのだ。6篇の短編集です。何月の地名、十月の羽田とか、十一月の神田とか。
読了日:07月06日 著者:小野寺 史宜
田中家の三十二万石の感想
田中久兵衛は百姓なのだ。年貢の取り立てが酷過ぎる。やけのやんぱちで侍になった。侍にはまだまだ、小者中間から始まるのだ。腕にものをいわせて侍になった。始まりは三石。仕えた主は宮部善祥坊、宮部家は浅井に仕えていたが、織田勢に鞍替えした。宮部は羽柴秀吉の与力になった。秀吉は子供を宮部に預けた。秀吉の甥なのだそうな。田中久兵衛は子守を仰せつかった。この子が後の関白豊臣秀次、これは危ないことになりそうだなぁ。上手に身を処して、難を逃れた。次の難所は関ケ原、石田三成と同郷で、気分は石田、計算では徳川。計算が勝った。
読了日:07月04日 著者:岩井 三四二
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