フィールド言語学者、巣ごもる
「フィールド言語学者、巣ごもる」吉岡乾 創元社
ネット記事の採録ではないようです。
ちゃんとこれ一本に書き下ろしたもののようです。
学術書じゃないと断っている、一般書として書いています。
一般書にしては、なかなか咀嚼しにくい。
読み続けていると、日頃から頭の中で噛み合わないところがピシャっと噛み合ってくる。
頭の中の整理を促してくれる。
骨格肉付きは固いのだが、皮膚体毛に柔らかさがまぶしてあって、読み進められます。
そもそもこの本を手に取ったのは、シャレ、引っ掛け、言葉遊びがあったからです。
巣ごもるとあるが、巣ごもりません。
コロナの時代だから、外国のフィールドに出られない、ということかな。
恐らく、フィールドの対局として、巣ごもると引っ掛けただけでしょう。
それぞれ、章の末に注釈がいっぱいありますが、ここまでは追いかけていられないなぁ。
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