本所おけら長屋
「本所おけら長屋」畠山健司 PHP文芸文庫
書き下ろし時代文庫の長屋ものに傑作があると書評か評判で知りました。
これだな、17巻まで出ている。こんなに巻数が多いということは好評なんだろう。
おけら長屋の芯は浪人の島田鉄斎なのだ。
この浪人、剣は強いし、品行方正で、長屋住まいがもったいないな。
他の住人は人はええがだらしない、考えなしに無鉄砲に行動する。
初巻を読んだだけでじゅうぶんだな。後の16巻は読まなくてもええだろう。
おけら長屋と間違えて読んだのが「ごんげん長屋つれづれ帖」
こっちのほうが出来がよろしい。
長屋の芯になっているのが中年女、長屋住まいだが、近所の質屋の番頭、長屋のみんなをぐっと締めております。
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