「ごんげん長屋つれづれ帖 三 望郷の譜」金子成人 双葉文庫
書き下ろし文庫のひとつです。
四話収録してあって、四番目が望郷の譜、これがタイトルです。
ごんげん長屋に住まいするお勝、近くの質屋の番頭を勤めています。
しつこい浪人が刀を質入れしたい、目利きとして長屋の彦次郎を頼みます。
きっぱりと鑑定して浪人を引き下がらせます。
彦次郎は下総から江戸に出てきたのだ。
二人とも初老、折しも子供が中年になって訪ねてきた。
子供は下総に帰るように勧める。
風邪をこじらせて亡くなってしまった。
ま、そのようなお話し。
お勝はごんげん長屋の芯になっているのです。
もちろん、質屋の番頭としても優秀なのです。



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