「ごんげん長屋つれづれ帖【二】ゆく年に」金子成人 双葉文庫
書き下ろし文庫のひとつです。
四篇収録表題の「ゆく年に」はその中の四番目。
長屋の住人で樽を担ぐ人足仕事をしています。
女房が倒れてしまった。妊娠中のさなかです。
長屋のみんなは交代で世話を焼いてくれます。
恩返しできねぇ、親切が荷おもになってしまいます。
稼ぎ場所は霊岸島、女房に何かあった時、間に合わねぇ。
お勝さん、相談です、霊岸島に近い長屋に引っ越してぇ。
わたしは第二話がお気に入りです。
ごんげん長屋に妾が住んでいます。
本妻が乗り込んできた。
妾は旦那に手切れを告げた。
胸が透くねぇ。
さて、これからはどうなることやら。



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